外国人のような歌声を手に入れるための3つのカギ!

外国人のような歌声を手にいれるための3つのカギ!

外国の方ってどうしてあんなに良い声で歌えるの?って考えている人も多いのではないかと思います。そこで今回は日本人の歌声と外国人の歌声との違いを解説しながら、外国の方のような歌声に近づくためのカギを紹介していこうと思います。

外国人は会話するように歌う!?

外国人の会話

日本人と外国人の歌い方の大きな違いの1つが、外国人は誰かと会話している時と同じように歌っているという点です。

日本人は歌を歌おうとすると、しゃべり声とは違う声で歌いだす傾向にあります。しかしそれは本来持っている自分の声ではない不自然な声の場合がほとんどです。

一方で外国人は歌を歌う時にも、会話で使っている自分の本来の声で歌っています。これは外国人のような声で歌うための重要なカギとなります。

ではなぜ日本人は声を変えてしまうのでしょうか。それは次項で説明する日本語と外国語との違いが大きく関係しています。

日本語と外国語では喉の使い方が違う!

外国語に比べて日本語は口の中の空間を狭くして、空気を多く出して口の前の方を主に使って話されます。そして日本人は世界的にみると比較的小さい声で話す人が多い傾向にあります。

しかし口の中の空間を狭くした小さい声では歌は歌い辛く、そのため歌う時には空気の量をさらに増やしたり、声を出す器官である声帯を動かす周りの筋肉を使って、筋力で声を出そうとしてしまいます。

では外国人の場合はどうでしょうか。どの国の何語を話しているかにもよりますが、例えばアメリカの英語を話す人の場合、口の中の空間を自然と広くして話しています。さらに喉頭と呼ばれる首の辺りにある呼吸器官にまで広い空間が作られ、喉の奥の方まで使って英語を発音しています。

そういった英語の話し方は日本語に比べて歌に適していて、歌う時にも声を変える必要がなくそのままの声で歌を歌うことができます。そしてその声は深くて響く大きな声となる訳です。

外国人のような声で歌うためには、口や喉頭の空間がカギを握っています。さらにその空間を使えるようにするためには余計な力が入っていては難しくなります。では外国人は力ではなくどのようにしてその空間を生み出しているのでしょうか。

姿勢が肝心!外国人は腹式呼吸の達人!

呼吸

外国人は口の中の空間を広くして話すことをお伝えしましたが、空間を広くするとその分だけ多くの息を効率よく使わないと上手く声になりません。多くの息を効率よく使うためには肺全体と横隔膜を使った腹式呼吸が必要になります。

ここで外国人の姿をイメージしてみましょう。あなたのイメージした外国人の姿勢はいかがでしょうか。とても良い姿勢をしているのではないでしょうか。ではなぜ外国人は普段から良い姿勢でいるのでしょう。

その1つの理由は、良い姿勢の方が楽に話すことができるからです。すなわち良い姿勢でいると腹式呼吸がしやすく、そのおかげで多くの息を効率よく使うことができ、英語を発音しやすいということです。つまり外国人は良い姿勢を意識しているのではなく、英語で話すための楽な姿勢に自然となってしまうわけです。

しかし口の中の狭い空間で日本語を話す日本人は、たくさんの息を使わないため腹式呼吸の必要性があまりありません。そのため息も自然と浅くなり外国人の声からはどんどん遠くなってしまいます。

外国人のような声を手に入れるには良い姿勢を心がけて、自然と腹式呼吸になるようにして歌うことがカギとなります。

まとめ

今回は日本人と外国人の違いを考えながら、外国人のような歌声を手に入れるためのカギを紹介しました。そしてその3つのカギはそれぞれを別に意識するのではなく、全てが関連性を持っていて同時に意識することが重要になります。良い姿勢で腹式呼吸を心がけることで、口の中や喉頭の空間を広げて話すことができ、その話し声が歌にそのまま使うことが外国人のような歌声に近づくためには必要になります。

これらのことを意識して外国人のような深くて響く良い声を手に入れましょう!

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