音楽講師やミュージシャンのコロナ対策・補助金や助成金は

音楽講師やミュージシャンのコロナ対策・補助金や助成金は

9/7更新(文化芸術活動の継続支援事業の情報追加)
新型コロナウイルスの影響で緊急事態宣言が発令されました。観光バス業者など、悲惨な状態だと言うニュースを良く拝見いたしますが、我々音楽講師やミュージシャンにとっても、徐々にその影響が出てきました。グループレッスンクラスは休校、演奏依頼はキャンセル。そんな中、何をすれば良いか分からないと言う方々は、結局何も行動せず、事態が収まることを待つしかありません。しかし何も行動を起こさなければ、収入や貯蓄は減る一方です。もらえるかどうか分からない国の助成もあてに出来ません。大手の音楽教室や音楽専門学校などにお勤めの講師も、ほとんどの場合は「業務委託契約」となるため、雇用保険や給与保証などはありません。助成や補助についてネットで問い合わせ先電話番号が記載されているけど、回線はパンク状態でいつ電話してもつながらない状態。本記事では、現状我々ミュージシャンに出来る対応策をまとめてみました。情報量が多いですが、必要な部分だけ目次からアクセスして頂き、一助にして頂ければ幸いです。

≪給付金≫ 一世帯10万助成

一世帯10万助成の申請・入金は既に始まっています

 

30万円助成

オンラインの申請は5/11から始まりました。郵送申請の場合は、市区町村より申請用の用紙が郵送で届くそうですので、それまで待つこととなります。
※オンラインで申請する場合、マイナンバーカードが必要になり、カードに登録したパスワードが2種類必要になります。4ケタのパスと署名用電子証明書のパス(半角文字を6文字から16文字まで、かつ、数字とアルファベット の混在)大体の方は4ケタのパスだけは覚えているかと思うのですが、署名用電子証明書のパスを覚えていない方は入力をする時間が無駄になってしまいますので、オンライン手続きは諦めて郵送手続きを待って下さい。
カードを登録された際に、署名用電子証明書のパスは使わないと言う選択肢もあり、その設定にされた方も当然オンライン手続きはできません。パスを新たに発行する為には、役所へ行かなければならないのですが、想像の通り、現在この件でどこの役場も大混雑しており、順番待ちをしている際にコロナ感染リスクが高まります。リスクをおかしてでも少しでも早く申請を行いたいと言う場合を除き、おとなしく郵送手続きを待った方が無難です。郵送の場合でも一カ月程度遅れる事はないと願っています。

当初は所得収入制限などに関係するが30万円支給と言う話が出ておりましたが、すべての人に幅広く給付すると言う方向にチェンジし、この件については賛否両論あるようです。現在すでに収入が途絶えてしまっている方に関しては、5月を生き抜く為に資金繰りを行わなければなりません。資金繰りの方法として、国や各県が用意してくれている借入が活用できますが、我々個人にとってはいくら利息が無い、もしくは低いと言えど、借金が増えることになってしまうので、現状、何かしらの借り入れがすでにある方に関しては借金の借り換えを行う事によってのメリットは十分あり得ますが、借金が無い方に関してはさほど必要な対策ではありません。それよりも預貯金で耐え、何かしら別の仕事を見つけて取り組む方が今後の為と言えるでしょう。

一世帯10万助成の申請方法はこちらから

 

≪給付金≫ 持続化給付金(受付終了)

フリーランスを含む個人事業主には損害を最大100万円まで給付

 

全ての方が100万円をそのまま貰える訳ではありませんので、勘違いなされないようお願い致します。本給付金は、個人に対する10万円給付とは別で、我々音楽講師やミュージシャンにも関係する助成金として、コロナの影響によって収益が減った分を補う助成金となりますので、該当者は今から必要書類の準備を行い、必ず申請を行いましょう

基本的には確定申告の「収入金額等」項目の「事業等」に売り上げを申告している方が対象ですが、業務委託契約で仕事をしている方で、源泉徴収をしてもらっているだけの方も申請出来るよう、現在調整されております。

(給与所得メインの方は6月中旬頃から申請できる予定です)

 

パターン①開業届を提出し確定申告を行った方の要件

開業届を提出しない場合の確定申告は「白色申告」となりますが、開業届を出して事業を行っている方は、税の優遇措置が受けられる「青色申告」と言う方法で確定申告が出来ます。※青色申告では複式簿記と言う書き方が必要になりますが、会計ソフトなどを使えば初心者でも大丈夫です。

青色申告で確定申告を出した方を例に要件を見てみると以下のようになります。
1カ月分の事業収入における売上が前年同月比で50%以上減少している(直近どの月でも良い)もしくは一年分の事業収入の合計額÷12カ月の金額を基準とし、50%下がっている場合
※バイトなどの給与収入は含みません
※ただし2019年(昨年中)同月に同じ仕事を行っていた場合に限る

例えば、去年の4月の演奏やレッスンなどの事業収入が30万円だった場合、本助成を利用できる条件は、
直近月の事業収入が15万以下になっている場合です。

この場合、もらえる給付金の計算式は、15万以下になっている差額分だけではなく、2019年(昨年)1年間の売上からの減少分を上限として支給されます。

■売上減少分の計算方法
前年の総売上(事業収入) – (前年同月比がマイナス50%月の売上×12ヶ月)

例)
・2019年(昨年)分の確定申告で事業収入の項目が最終300万で提出した
・2019年(昨年)の4月の事業収入は25万だった
・2020年の4月の事業収入はコロナの影響で10万まで下がった(昨年度比50%以下に該当)

前年の総売上(事業収入)300万 – (前年同月比がマイナス50%月の売上×12ヶ月)10万×12カ月=120万
300-120= 差引180万

このパターンの場合は満額の100万円が支給されます。

 

パターン②開業届は提出せず確定申告を行った方の要件

この場合は必然と白色申告になるのですが、その場合の要件はこちらです。

一年分の事業収入の合計額÷12カ月の金額を基準とし、50%下がっている場合
※バイトなどの給与収入は含みません
※ただし2019年(昨年中)同月に同じ仕事を行っていた場合に限る

例えば、去年一年間のレッスンや演奏などの事業収入合計が100万円だった場合、本助成を利用できる条件は、 直近月の事業収入が4万以下(41,666円以下)になっている場合です。

この場合、もらえる給付金の計算式は、4万以下になっている差額分だけではなく、2019年(昨年)1年間の売上からの減少分を上限として支給されます。

■売上減少分の計算方法
前年の総売上(事業収入) – (前年同月比がマイナス50%月の売上×12ヶ月)

例)
・2019年(昨年)分の確定申告で事業収入の項目が最終100万で提出した
・2020年の4月の事業収入はコロナの影響でほぼ仕事がなくなり、1万まで下がった(昨年度比50%以下に該当)

前年の総売上(事業収入)100万 – (前年同月比がマイナス50%月の売上×12ヶ月)1万×12カ月=12万
100-12=差引 88万

このパターンの場合は88万円が支給されます。

 

※注意点

・本来、確定申告をしっかりと行っていない方に関しては申請が出来ませんが、何らかの事情により2019年度分の確定申告がまだ出来ていない場合、れっきとした理由が出せる場合に限って、2018年分の申告を基準としても良いと言う特例があります。

「その方の住民税の申告期限が猶予されている状態で2019年分の確定申告が完了していない場合、またはその他相当の事由により提出できない場合は「2018年度分」の確定申告書等の控、または2018年分の住民税の申告書類の控で代替することができる」

しかしながら、演奏やレッスンなどの事業収入があったのにも関わらず、事業収入の欄を0円で提出していたりした場合は脱税になりますが、そのような場合はもちろん本給付には該当されません。

また、一度給付を受けた方は「再度給付申請することができません」ので、もし現状の売上減少高から計算して、100万円給付にまったく届いていない場合、かつ今後さらに売上減少の見込みがある場合は、すぐに申請せず一カ月ずらして満額に近い金額が支給される計算方法で申請する方が良いでしょう。

 

■申請に必要な基本的な4種類の書類
・確定申告書のコピー
・売上減少となった月の売上台帳の写し ≪何日に誰から入金がいくらあったかを示すもの≫
※手書きやエクセルなどで作成したものでOK
・銀行の通帳コピー
・身分証明書写し

※2021年3月現在 持続化給付金の申請は終了しています

 

≪補助金≫ 文化芸術活動の継続支援事業(受付終了)

文化庁が行っている演奏活動を行っているミュージシャンなどに向けた補助金です。こちらの補助金は持続化給付金の申請ほど簡単ではありませんが、対象者となるミュージシャンは是非申請してみる事をお勧めします。申請後に採択されるかどうかは100%ではありません。

簡単に説明すると以下のようになります。

ミュージシャンや音楽の団体がこれからコンサート・ライブなどを自主企画で開催するために必要な費用の諸々を全部では無く、使った分の半分以上を補助します。そのために、これから行うコンサートの計画や、その準備のためにかかる費用のプランを文化庁へ提出してください。提出書類の内容を文化庁独自の基準に従って点数をつけ、採択基準となる点数以上の申請者へは国から補助金を出します。
ただし、申請した経費のものは必ず買って領収証をもらってくださいね。後でチェックしますから。もし買ってなかったら利息をつけて全額返金してください。


大きく分けて2通りの申請方法がありますが、ここでは我々フリーのミュージシャンに関連の高い2種類の申請方法だけご紹介いたします。詳しくは補助金のサイトをご覧ください。

・(A-① 最大20万の経費のうち2/3約13万を補助)個人で比較的簡単に申請する
・(A-② 最大100万の経費のうち2/3約66万を補助+コロナ対策用の準備にかかる費用は追加で50万補助)個人で綿密に計画を練って申請する

※ただし経費の1/6以上の経費をコロナを警戒し非対面ネットを活用したサービス利用などに充てる場合は補助率を3/4に引き上げます。

A-①は、比較的簡単にオンラインで申請できます。A-②は指定の様式に従って、計画書を綿密に提出しなければなりませんが、その分実補助額は最大で約125万とかなり高いです。(補助率は3/4で計算)

時間のある方はA-②の採択を目指す方が良いですが、文章を作成する時間がなく、計画書の制作に慣れていない方はストレスがたまるばかりですので、簡単なA-①で申請するか、有料ではありますが、専門家(社労士や会計士)などに申請代行を頼むという手もあります。専門家に頼めば採択率も高くなりますし、費用は掛かったとしても結果的に補助を受ける金額の方が高くなりますので、予算のある方へお勧め致します。
(ご紹介は出来ませんので補助金代行などで検索してください)

 

対象となる条件

不特定多数に公開することによってチケット収入等をあげることを前提としたものであって、新型コロナウイルス感染症によるイベント等の自粛によって大きな影響を受けるとともに、今後の再開にあたって、複数の者の参加が必要であったり、稽古が必要などの理由など何らかの事情により速やかな再開が困難であったり、新型コロナウイルス感染拡大予防のために従来と同様の収入が確保できない可能性があるなどの事情がある活動を対象とする。(ミュージシャンで言えば個人のコンサート・ライブなどが該当する)

※本ページでは紹介しておりませんが「令和2年小規模事業者持続化補助金」の申請を行い採択されている方は対象外です。

 

当音楽事務所へ所属しているミュージシャンの申請が採択されましたので、その申請様式のサンプル画像をご提供させて頂きます。

※サンプル画像はあくまで一例です。実際に採択された方の正確な情報ですが、採択を保証するものではありません。
※WEB上への画像転載を一切禁止致します。

 

文化芸術活動の継続支援事業採択画像1 文化芸術活動の継続支援事業採択画像2 文化芸術活動の継続支援事業採択画像3 文化芸術活動の継続支援事業採択画像4

 

 

≪給付金≫ 休業協力金(市区町村別)

各地で自粛要請に基づいて、きちんと自粛を行ってくれた事業者を対象として、市区町村からの給付が出る場合があります。都道府県によって条件も申請方法も異なりますので、休業給付金のまとめサイトを参考にしてみてください。

休業給付金(都道府県別)

大阪府内に事業所(自宅など)がある場合はこちら

 

≪給付金≫ 新型コロナウイルス感染症による小学校休業等対応支援金

小学校以下のお子様がおられる世帯の助成金

 

小学生 助成金 フリーランス

令和2年2/27(木)~3/31(火)までの約一カ月間に、学校が休みになり、その影響で子供の面倒を見る為にレッスンをやむなくお休みしなければならなくなった方へ向けた助成金があります。お子様の面倒を見なければならなくなってしまった為に仕事に行けなかった事が証明できる場合のみ利用が出来ます。必要な添付情報の提出が多く、手続きが少々面倒にはなるのですが、該当されるご家庭の方はチェックしておきましょう。

 

※保育園などが稼働しているのにも関わらず個人の理由で休ませたなどの場合は不可能です。
※もともと実際にレッスンの予約が入っていたものを変更してもらったと言う証拠としてメールのやり取り添付などが必要になります。

 

本制度は、正規雇用だけでなく、音楽講師やミュージシャンの契約形態に多い「業務委託契約」にも対応しております。(新型コロナウイルス感染症による小学校休業等支援金)
一般的な給与形態の雇用者の場合であれば、本制度の支給額は8,330円/日となるのですが、我々フリーランスに用意された金額は半分の4,100円/日です。それでももらえるだけ得ですので、面倒な手続きでも大丈夫と言う方は是非申請してみてください。なお、一度手続きのやり方を覚えると、6月末まで同じやり方で申請出来ます。

 

申請用紙は厚生労働省ホームページから様式をダウンロードして印刷
新型コロナウイルス感染症による小学校休業等対応支援金(委託を受けて個人で仕事をする方向け)

 

※提出書類には、契約締結日、発注者(個人の生徒様)、発注者連絡先(生徒様連絡先)、支援対象者名(講師名)、業務内容(音楽講師)、業務遂行場所(レッスン場所)、業務遂行日(予約があったのに行けなかった日)、報酬額の記載(レッスン料)が必要になるのですが、契約書を取り交わしていない場合はメールでのやり取り等を印刷して添付すれば大丈夫なようです。
どのように申請を書けば通りやすいなどと言う情報は残念ながらありませんので、各自で判断してください。

更に、4/1~6/30までの間に取得した休暇等についても支援を行う予定となっているそうですので、今後子育て世帯は必ずチェックしておきましょう。

 

≪給付金≫ 児童手当

中学生以下のお子様がおられる世帯への給付金

 

国の助成として、児童手当を子供1人あたり、一度だけ1万円を追加すると言う方針が決まりました。児童手当の申請はお子様のおられる世帯ではほぼ申請されておられると思いますので、1万円でもありがたいところです。6月ころの支給と言われておりますが未定です。

 

≪融資≫ 新型コロナウイルス感染症の影響を踏まえた生活福祉資金貸付制度

生活費の支払いが出来ない段階の方向け融資

 

各県の「社会福祉協議会」が行う「新型コロナウイルス感染症の影響を踏まえた生活福祉資金貸付制度」という貸付があり、「緊急小口資金」という借入を申請すれば、基本10万以内(特別な場合20万円)まで2年間無利子で借りられ、保証人も不要です。特別な場合の規定は以下の引用文を参照下さい。

特別な場合とは以下のいずれかに該当する場合です
・世帯員の中に新型コロナウイルス感染症の罹患者がいるとき
・世帯員に要介護者がいるとき
・世帯員が4人以上の世帯
・世帯員に下記の①又は②の子の世話を行うことが必要となった労働者がいるとき
①新型コロナウイルス感染症拡大防止策として、臨時休業した小学校等に通う子
②風邪症状など新型コロナウイルスに感染した恐れのある、小学校等に通う子
・世帯員に個人事業主等がおり、その収入減少により生活に要する費用が不足するとき

クレジットカードのキャッシングや、銀行などから借り入れを行うより、本制度を利用することによって無利子で一時的に借り入れを行う方が理想です。ただし借りただけでは状況は変わりません。借り入れを行ったら、その間に必ず新たな仕事を探し行うようにしましょう。
また、10万円以上が必要な場合は同様、社会福祉協議会の「総合支援資金」という借入も併せて申し込み出来ます。
要件は社会福祉協議会ホームページを参照下さい。

借り入れ申し込み口
社会福祉協議会(各都道府県)

大阪在住の方はこちら
大阪府社会福祉協議会

 

≪融資≫ 住宅ローンや車のローンがある方向け減額手続き

各種金融機関から借り入れを行っていると思いますが、それぞれの金融機関ごとの相談窓口を設けてあります。相談が通るか通らないかはさておき、大きく分けて2種類の相談ができます。

①利息を減らしてほしいと言う相談
②支払い予定時期に支払えないので待って欲しいと言う相談

銀行によっては、窓口で相談を受け、運営本部の採択によっては希望が通る場合がありますので、この機会に是非相談してみて下さい。

 

みずほ銀行 相談窓口

三井住友銀行 相談窓口

りそな銀行 相談窓口

 

マスクはどこで買う?

マスクはどこで買う?

近所のスーパーでは大抵「入荷待ち」と言う張り紙が貼ってあると思います。実はネット上ではマスクが購入できるサイトが多数あります。
是非、マスクを購入できる他のネットショップを探してみて下さい。

その他、マスクの在庫があるサイトは様々あります。

 

休業中の仕事はどうする?コロナに負けない②つの選択肢

コロナでも仕事頑張る

お休みで何もしなくても生活できるほど、貯蓄がある家庭も多くはありません。特に、子育て世代などは自分だけでなく、家族を養っていかなければなりません。音楽講師や演奏の仕事が途絶えてしまったら国頼み・神頼みで何もしないわけにはいきません。我々は仕事を行わないわけにはいかないのです。
今回ご紹介させて頂く選択肢によって、各々手段を検討されると思いますが、我々ミュージシャンが一つだけ心にとどめておいて頂きたいのは、現在ほとんどの業界が大変なのです。音楽講師やミュージシャン業は大変だから辞めてしまおうと考えるのはナンセンスです。あまり選択にかける時間もない所ではあるのですが、現在の状況と、将来性を踏まえて新しいことにチャレンジする視野を持って頂くようお願い致します。

 

手段①コロナ期間中は生徒様へオンラインレッスンをすすめる

オンライン音楽レッスン

現代ではスマホやパソコンを持っていない家庭は大変少なく、むしろ音楽レッスンを習いに来られる方の中でそれらが無い方はほぼおられない時代です。
ネット環境があれば、手軽に無料でビデオ通話が出来ます。音楽レッスンでよく使用されるビデオ通話アプリとしては以下のようなツールがあります。

 

無料のビデオ通話アプリのご紹介

スマートフォンのアプリセンターから検索するか、PCからインターネットでアプリ名を検索してください。

  • Skype(スカイプ)
  • FaceTime(フェイスタイム)apple同士のみ オススメ☆☆☆
  • Google Duo(グーグルデュオ)
  • LINEビデオ(ライン)
  • ZOOM(ズーム)

注意点として、実際にビデオ通話で会話を行っている時には気づけないのですが、音楽レッスンを行っている時、同時にアンサンブルを行う事は出来ません。若干の音ズレがあります。
講師はそれを承知したうえで、オンラインレッスン専用のカリキュラムを新たに考えなければなりません。
また、ビデオ通話アプリは基本的にイヤホンやヘッドホンを使用しなくても内蔵スピーカーと内臓マイクだけで使用できますが、ノイズ・ハウリングキャンセラーは音楽再生には向いておらず、演奏などを再生したりする場合にハウリングが起こる可能性があります。
回避策として、両方でイヤホンを使用することによって、より音質がクリアに届きます。是非そのようにしてご使用下さい。

 

また、DTMを専門とされる方や、PCでDJソフトを操作される方、映像をVJソフトで編集する方などがレッスンを行う場合に、ビデオ通話アプリだけではうまく伝えられない事が多数あります。そのような場合は相手方のパソコンを遠隔操作で講師側が操作することが出来れば、解決できます。無料で提供されている遠隔操作アプリもいくつかご紹介いたします。

 

無料の遠隔操作アプリのご紹介

  • Chrome リモート デスクトップ(クローム) オススメ☆☆☆
  • TeamViewer(チームビューワー)

TeamViewerに比べ、クロムリモートデスクトップはタイムラグが少なく、スムーズに動作しますが、双方のPCにgoogleクロームブラウザーをインストールしておく必要があります。また、パソコンのスペックにもよりけりですので、その都度環境でテストしてみることをお勧め致します。
これらのアプリを上手に活用し、オンラインレッスンに役立てて下さい。

 

手段②自宅からでも出来る別の仕事を探してみる

自宅からパソコンで仕事する

音楽一本で生きて行きたいと言う思いは、どの講師やミュージシャンにもあるところ。ですが実はミュージシャンや音楽講師の中には、副業としてパソコンやスマートフォンを自在に使ってご自宅や移動中などでお仕事をされ、生活を立てておられる方も多数おられます。
自宅から出来る職種も色々あり、このようなブログの記事を書くライター、イラストなどを描くイラストレーター、ホームページを作るデザイナー、youtuberやライブ配信アプリなど。
新たなお仕事を発掘する上での基本的な考え方ですが、アルバイトなどではなく、ミュージシャン個人で自営業を行えるお仕事が一番、相性が良いと思います。目先の事だけに注目せず、この機会に将来性のあるお仕事にチャレンジしてみるのも良い事だと思います。本稿では自分をネットでバンバン出せる方向けと、そうでない方向けにいくつかお仕事をご紹介させて頂きます。

 

自己顕示が出来る人向けのお仕事

自分を世の中の人に見てほしい!目立ちたいと言うようなミュージシャンや音楽講師にオススメの業種をご紹介いたします。

動画配信サービス
  • youtube
  • Pococha(ポコチャ)スマホアプリ
  • Live.Me(ライブミー)スマホアプリ

動画編集を覚える必要がありますが、まだまだ将来性のあるyoutubeへ得意分野の音楽系コンテンツをアップロードしながら、ポコチャやライブミーでyoutubeチャンネルを宣伝しながら音楽系のライブ配信を行い、日銭を稼ぐと言う方法があります。
どちらもスマホが1台あればOK。動画編集もスマホアプリで簡単にでき、特に女性の方へおすすめです。
youtubeとしては将来どんどん稼ぎにくくなっていくと言われていますが、そんなことはありません。あなたの専門性を高めてコンテンツのアップロードを継続することによって、必ず将来レバレッジがきいてきます。
レッスン系動画の配信で100万以上の月収がある方も珍しくありません。ただし初期運用時は収入がありません。
youtubeだけでも収入の即効性はなく、むしろ撮影・編集に時間という経費がかかりますので、初期はなおさらライブ配信と組み合わせるのがポイントです。

 

自らがモデルとなり写真素材として販売

ミュージシャンの分野としては比較的専門性が高い為、例えばピアニストであれば「ピアノを演奏する手元の写真」や楽器自体の写真、実際にレッスンを行っている時の写真など、需要があります。
顔自体は半分だけしか映っていなかったり、生徒の画像部分をぼかしていたりしても、それはそれで需要はあります。
じぶん自身がモデルとなるため、撮影には出来れば知り合いのカメラマン、もしくはご家族の方・友人などにご協力頂いて撮影してください。一眼レフカメラを持っていなくても、最近のスマホカメラの映像は素晴らしい解像度がありますので、上手に撮影すれば十分なクオリティが出せますのでご安心下さい。撮影したお写真は、販売できるサイトに登録・アップロードして売れるのを待ちましょう。10点未満のような少ない点数ではなく、100点以上など少しずつ継続していくことが何より重要です。近年では、写真素材サイトから有名になった方もおられます。できれば国内メインのサイトより、全国で利用されている写真素材サイトがおすすめです。

 

クラウドファンディングサイトを活用し資金を集める

クラウドファンディングとは、いわゆる自分に投資してくれる人をネットで見つけるサービスです。クラウドファンディングサービスを提供しているウェブサイトを利用し、ミュージシャンとして例えば「ただ生活費をください」と言う事ではなく、「CDを制作する費用を集めたい」とか、「youtubeにアップロードする用のミュージックビデオ制作費用を集めたい」など、資金の使い道を明確にし、募集を募ります。
希望金額を指定し、集まりその事が実行されたあかつきには、投資してくれた投資家(パトロン・サポーター)に見返りとして何かを提供すると言う約束のもと、資金を活用します。条件は自分で決められます。
投資家を増やすためにはとにかくサイト上でアピールを上手にしなければなりません。ミュージシャン関連でクラウドファンディングを利用する方は多く、資金もそれなりに集まる傾向にありますので、自分のオリジナル音楽に自信があり、自己顕示が出来る方は是非試してみて下さい。社会貢献性の高いものほど資金が集まりやすい傾向にあるようです。実際にサイトを除いてみて、資金がある程度集まっている方の募集の仕方を参考にしてください。基本は真似で大丈夫です。
※約定後は各ファンディングサイトに若干の手数料が必要となります。

 

自分はあまりネットに出したくない人向けのお仕事

音楽活動以外で自分を公開したくない方もおられると思います。そう言った場合でも、自宅から働けるお仕事があります。いくつかご紹介させて頂きますので、参考にしてみて下さい。

 

クラウドワーキングサービス

クラウドワーキングサービス(在宅ワーク仲介サービス)を活用してみてください。アンケート、ライティング、翻訳、デザインなど、様々なお仕事に応募できます。是非登録してみてください。
パソコン1台でお仕事が出来ますので、全国どこへ演奏に行っても、ネットさえつながっていれば収入を立てる事が出来ます。

有名なクラウドワーキングサービス

 

当サイトに音楽記事を投稿するライターのお仕事

当サイト「バンミュージック検索」内に書かれている音楽関連の記事は、全国のミュージシャンや音楽講師などに担当して頂いております。ライティングになれるまでは試験期間としての価格になりますが、ご自宅で仕事ができ、じぶん自身の経験を活かせる格好の場所としてご提供させて頂いております。よろしければご検討をお願い致します。募集要項につきましては以下ページに記載させて頂いております。

音楽記事ライター募集要項

 

音楽機材転売(即現金化は難しいが将来性がある)

音響関連機材に詳しい人などは、中古楽器や機材を販売することによって利益を得ている人もいます。音楽関連機材のマーケットとなるのは主に日本国内向けの販売ではなく、海外でどうしてもその商品を手に入れたい方向けの販売がお勧めです。
販売に利用するサイトは国内向けであればメルカリ、海外向けであればEbay(イーベイ)が良いでしょう。
Ebayの場合は英語ベースになりますが、苦手な方は翻訳サイト(google翻訳)などを上手く活用すれば販売を行う事が出来ます。
中古商品を取り扱う事になるので、本格的なお仕事に考えている方は、所轄の警察署「生活安全課」にて古物商許可証の取得(有料)をされることをお勧め致します。
メルカリやEbayからの販売のコツ(やり方)は、各種ネットの情報が多数ありますので、適宜調べてみてください。おすすめの仕入れ先などの情報も見つける事が出来ると思います。
例えば以下のようなキーワードで検索してみてください。

  • メルカリ転売
  • Ebay転売 楽器

好きな分野を仕事に出来る良い機会になるかもしれませんね。
ご自宅にある不要品でしたら、販売手数料がかからない「ジモティ」がおすすめです。

 

体力に自信のある人向け(音楽関係なし)

TVCMでもおなじみ「くらしのマーケット」と言うサイトに登録し、自信が出来る事を書き込むと、サイトからお仕事の受注を受ける事が出来るサービスがあります。

専門的な技術が無くても、引っ越し手伝いや家事代行、家政婦などでしたらやる気さえあれば出来るのではないでしょうか。お客様の支払いはサイト内で完結し、報酬はサイト運営から振り込まれるのですが、支払い時に手数料がかかります。一件あたりの最低手数料は2,000円となりますので、利益が取れるラインの値付けをしなければなりません。

くらしのマーケット

 

短期的なバイトをする(音楽関係なし)

短期的な日雇いバイトは沢山ありますが、将来性がないのであまりお勧めはしませんが、どうしても急遽お金が必要な場合は短期的なバイトも選択肢の一つとしてはあります。
ただし、あくまで人生の中の一つなぎとして考えておかなければ、短期バイトから抜け出せない日々の連続になってしまう危険性があります。
副業としてはあまりオススメできませんが、バイト探しでしたら掲載件数の多いインディードがお勧めです。当社も利用させて頂いております。

 

音楽教室でコロナに感染?

4/1に千葉県のピアノ教室でコロナの感染がありました。貴校からこのような事が起こることの無いようお祈り申し上げます。

柏市は1日、新型コロナウイルス感染者が市内で新たに3人確認されたと発表した。新たに確認されたのは、50代のピアノ講師の女性と、30代と50代の男性会社員。同市で確認された感染者は計6人になった。

同市保健所によると、ピアノ講師の女性は3月26日に発熱し、31日に陽性と判明。この間、柏市と印西市の音楽教室で計2日間勤務していた。印西市では28日に子供たち7人のレッスンを受け持っていたという。

30代男性は柏市内の会社で営業を担当。29日にせき、悪寒などの症状が出た。発症前の26~28日は出勤し、28日は県内の顧客宅で1人と面談していた。

50代男性は都内の会社に勤務。せきの症状が出た20日以降は出勤していない。家族1人に発熱の症状があり、同市保健所が健康観察している。

まとめ

いかがでしたでしょうか。現在我々音楽家が受けられるコロナ関連における助成や、リスク分散を行うため、新たなサイドビジネスを始めるきっかけなどのアイディアを記載させて頂きました。本記事の投稿により、一人でも多くのミュージシャンや音楽講師の生計が立ちますよう心よりお祈り致しております。
また、役立つ情報が入り次第更新させて頂きますので、一緒に頑張っていきましょう!

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