吹奏楽部の打楽器の種類とは?スネア・バスドラ・ティンパニ

吹奏楽部の打楽器の種類とは?スネア・バスドラ・ティンパニ

吹奏楽部のパートのひとつ、打楽器について詳しくご存じないという方は多いのではないでしょうか。叩いたら音が出る楽器で、一番後ろの方で演奏している…というようなイメージがある方もいるかもしれません。今回は、そんな打楽器の種類についてお伝えします。

スネアドラム

スネアドラム

スネアドラムは、太鼓の一種です。吹奏楽部では、「スネア」と略して呼ぶことが多いです。太鼓の底面に、金属の線が張られていて、この金属の線(スナッピー)があることが名前の由来になっています。日本では小太鼓ともいいますが、小さい太鼓だから小太鼓というのではありません。金属線を張ると「タン、タン」と音が響きますが、金属線を張らないと「ポン、ポン」というような柔らかい音がします。スネアドラムは、ドラムセットのひとつにも使われています。

バスドラム

バスドラム

バスドラムは、太鼓の一種で、直径は60cm~1mほどあります。吹奏楽部では、「バスドラ」と呼ぶこともあります。マレットと呼ばれるバチで叩くと、低い「ボーン」というような音が出ます。日本では大太鼓とも呼ばれますが、こちらも大きいから大太鼓と呼ばれるわけではありません。小さめのバスドラムは、ドラムセットの一部としても使われ、ペダルをキックして音を出します。

ティンパニ

ティンパニ

ティンパニは通常、4個セットで使う、大型の太鼓です。打つ面は上を向いており、銅か真鍮でできていることが多く、半球形の形をしています。スネアドラムやバスドラムと違い、音程をチューニングして使います。マレットは、フェルトをまいた柔らかいものや硬いものなどを複数用意し、曲に合わせて使い分けることも多いです。

シロフォン

シロフォン

シロフォンは木琴の一種で、吹奏楽部では、立って演奏するコンサート用のシロフォンを使用します。打つ面となる木の盤の下には、共鳴させるための管が付いています。マレットは、木製の他、ゴム製、プラスチック製などがあります。毛糸で巻いたマレットで叩くと、柔らかい音が出ます。譜面上では、Xylo.などと略記します。

グロッケンシュピール

グロッケンシュピール

グロッケンシュピールはグロッケンなどと略して呼ばれる、鉄琴の一種です。マーチングバンドでは、グロッケンの一種であるベルリラが使用されます。鉄の板を、金属やプラスチックでできたマレットで叩くことで「ピーン」と高い音が出ます。

次のページでは、タンバリンやマラカスなどの小物楽器や、サンバなどで欠かせないコンガやボンゴなどをご紹介します。

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