有名な少年少女合唱団とは?美しい天使の歌声に癒される!
少年や少女たちによって結成された合唱団は、まるで天使のような美しい歌声を届けてくれます。男女ともソプラノとアルトに分かれて歌い、日本では男の子は変声前の小学校高学年から中学生頃まで続けることが多いそうです。今回は、世界や日本で知られている少年少女合唱団についてご紹介します。
ウィーン少年合唱団
ウィーン少年合唱団の歴史は古く、1498年に創立されました。神聖ローマ皇帝のマクシミリアン1世が、宮廷礼拝堂で歌う少年たちを集めたことから始まり、なんと、ハイドンやシューベルトも在籍していた期間があります。団員の少年たちは、10歳から14歳までの変声期を迎えるまでのわずか数年間を、ウィーンにあるアウガルテン宮殿で共同生活を送りながら過ごしています。4つのグループ(シューベルト、ハイドン、モーツァルト、ブルックナー)に分かれて活動しており、世界で年間300公演をこなしているそうです。
NHK東京児童合唱団
1952年に設立されたNHK東京児童合唱団(旧称・東京放送児童合唱団、通称「N児」)は、NHKの番組出演だけでなく、海外演奏旅行や、N響(NHK交響楽団)など国内オーケストラとの共演、福祉ボランティアなどを行っています。また、Eテレでおなじみの「ツバメ」などを収録したCDのほか、NHK全国学校音楽コンクール課題曲のCDなどをリリースしています。テレビ番組では、『みんなのうた』や『NHK紅白歌合戦』などに出演。過去には、天皇陛下御在位60年記念演奏や、首相官邸招待演奏なども行いました。著名なN児出身者には、エレファントカシマシの宮本浩次さんなどがいます。
ひばり児童合唱団
1943年にスタートしたひばり児童合唱団は、映画『窓ぎわのトットちゃん』で流れる曲を歌っていたり、NHK『みんなのうた』に出演したりするなどの実績のある合唱団です。合唱団出身者には、由紀さおりさんなどがいます。1974年には、日本武道館でカーペンターズと、1999年には、東京ドームでセリーヌ・ディオンと共演しました。ほかにも、ドラえもんの映画作品や、矢野顕子さんのアルバムレコーディング、ソフトバンクやピザハット、西松屋のCMレコーディングなどに参加しています。
まとめ
有名な少年少女合唱団を3つ紹介いたしましたが、世界各地の舞台やテレビ、映画などで大活躍しているため、どこかで歌声を聞いたことがあるかもしれませんね。次に行くコンサートをどこにしようか迷っている方は、各地で活躍している少年少女合唱団を選んでみるのもいいですね。