【マンションやアパートでも気にしない!】バイオリンの音を抑える消音器

【マンションやアパートでも気にしない!】バイオリンの音を抑える消音器

「家で練習したいけど、近所の人に迷惑がかかってしまいそうで思いっきり練習できない」「夜にしか練習時間を確保できないため、寝ている家族に申し訳ない」という悩みから、うまくバイオリンの練習が行えないという方も多いかと思います。

そんな方へ、今回は「バイオリンの音を小さくできる消音器」について解説していきます。

よく似ている「弱音器」の違いや、「おすすめの消音器3選」もご紹介しているので、家庭内での練習の際に音量でお困りの方は是非参考にしてみてください。

消音器とは

バイオリン消音器 挿入画①

バイオリンに使うことができる消音器とは、遅い時間に家で練習したい方や、集合住宅に住んでいて近隣住人に迷惑をかけたくないという方など、自宅で練習したい時にピッタリのアイテムです。弦にはめてからいつも通り奏でることで、楽器の音量を小さくすることができます。

また、消音器には、さまざまな種類があり「金属製」「プラスチック製」「ゴム製」があり、それぞれ特徴が異なるので、購入する前に調べておくことをおすすめします。

また、音量を小さくすると言っても、いつも奏でている音質のままボリュームだけが抑えられる訳ではありません。消音器をつけると余韻が短くなり響きが感じられず、硬い音のように聞こえてくるので使用する前に把握しておきましょう。

 

音が小さくなる仕組み

バイオリンは、弓で弾いた時の弦の振動が駒へ伝わり、ボディの中の魂柱から裏板へ共鳴し、素敵な響きのある音色を生み出します。

しかし、駒に消音器を取り付けると弦から駒への振動を最小限に抑えられるので、ボディへの共鳴を軽減することが可能。

後に出てくる「弱音器」と基本的な仕組みは一緒です。

 

消音器のメリット・デメリット

消音器を使用した際のメリットとデメリットをそれぞれ解説していきます。

メリット

・音を小さくすることができる

・弾いている人は耳元で聴いているため、音の変化に気づきにくいが、遠くからだと音が小さく聞こえる。

・マンションやアパートなどでの練習でも、気にすることなく奏でることができる。

 

周りを気にして練習に集中できないと、上達のスピードにも影響してしまうので、家庭内での練習の際に使用してみましょう。

 

デメリット

・バイオリンは繊細な楽器なので消音器によって負担がかかる

・繊細な倍音も聞こえなくなり、音程の狂いに気付けない

・長時間消音器を使用していると、コンサートなどの本番で力を発揮できない

 

響こうとする楽器に対し、強制的に響きを抑えようとするアイテムをつけてしまうので、当然のことながらバイオリンに負担がかかってします。

消音器を長く使用する場合は、こまめなメンテナンスなどが必要になってくるでしょう。

 

消音器と弱音器の違い

バイオリン消音器 挿入画③

消音器と弱音器の違いについて解説していきます。

見た目も名前もよく似ている二つのアイテムですが、使用される場面が違うことを覚えておきましょう。

消音器

消音器は、アパートやマンションなどに住んでいる際、近所迷惑にならないよう配慮するため、音を小さくするアイテムです。

周りの人の目が気になって、うまく練習に集中できない方に向いているでしょう。

主に家庭内で個人レッスンの際に使用されます。

 

主な呼ばれ方は、

・消音器

・練習用ミュート

・サイレンサー

・プラクティスミュート

 

多くの消音器は、金属製かゴム製で販売されています。

 

弱音器

弱音器は、オーケストラなどの本番で使用されることが多く、主に楽譜上に指示がされている場合に使います。

 

演奏中に音色を変化させる効果があり、曲のイメージに合わせて演奏することができます。

オーケストラ譜に「con sord.」と書かれていたら、弱音器を使ってみましょう。

 

主な呼ばれ方は

・ミュート

・弱音器

・演奏用ミュート

・ソルディナ

 

 

消音器よりも消音効果が小さいのですが、家庭内で弱音器を使用して

いる人も少なくはありません。

音が柔らかくなるのを好んで弱音器を使用する人もいるでしょう。

 

→次のページでは

「バイオリン消音器のおすすめ3選」をご紹介していきます。

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