リスティング広告代理店も使っている広告運用自動化ツール

BanMusic運営 0 Comment 2021年11月10日その他

音楽教室運営者の方々がホームページで集客する為に、リスティング広告を出稿されておられると思いますが、ご自身で広告運用をされている方にとって、あの作業ってもっと簡単なボタン操作で効果的な広告を出稿出来ないか？と思われた経験はありませんでしょうか。yahooもgoogleも、パソコン内にインストールして一括作業を行う無料ツールを用意していますが、それを使ったとしても面倒くさいし、ボタンや操作が非常に分かりにくい。今回はこのような経験をされたことのある方に非常に便利な隠れツールをご紹介します。

ホームページを自分で作れる時代
SEO対策
リスティング広告（クリック課金）
広告運用自動化ツール

ホームページを自分で作れる時代

音楽教室のホームページ、最近ではWEB制作の知識がなくても無料で作れるCMSと言われるサービスなども多数あり、今までは「30万～50万」もかけて制作会社に依頼をしていたお教室のホームページが、個人のミュージシャン自身で簡単に作れる時代になりました。音楽教室を運営していく事において、ホームページなしでは事業は成り立たないと言っても良いでしょう。

しかしホームページを作っただけでは集客は出来ません。

確かに、自分の教室の名前では検索のトップに出てくると思いますが、自分のお教室名で検索する方は、自分のお教室を既に知っている方しかいません。新規生徒獲得においては、自分のお教室名が出てくる検索結果はほとんど無意味なのです。

SEO対策

次に多くの方は、ネット上の検索順位を上げる為にはどうすれば…と考え、SEO対策を学ぼうと思われます。

SEOの情報はネット上にも多数あふれているし、書籍なども多く出版されていますが、正直その膨大な情報量の前に初心者は途方に暮れることでしょう。

SEO対策は年を追うごとにアルゴリズムが変化して行きます。5年前に有効だった対策が、今ではスパム扱いになってしまったりと、常にそれに対応するように勉強して行くことが出来れば良いですが、本業の「音楽教室運営」がありますので、もちろんそんな暇はありません。

予算のある教室では月に数万円をかけてSEO対策を業者へ依頼する場合もあるかと思いますが、多くの音楽教室経営者は業者への予算が割けず、一度構築したSEO施策のまま放置するか、もしくはSEO対策自体やらないでおくか。

ですがSEO対策を行わないサイトはほとんどアクセスがありません。

リスティング広告（クリック課金）

そこで多くの方は「google広告」や「yahoo広告」と言ったクリック課金型のネット広告と言う存在があることを知り、SEO対策からだけのアクセスだけではなくて、広告経由でのアクセスと言う道が作れることを知られると思います。

「リスティング広告」と言う名称ですが、昔は「yahooリスティング広告」と言うサービス名称だったのですが、リスティングと言えば、今で言う「yahoo広告」と「google広告」の両方を指すようなくくりの言葉となりました。
正式には、yahooリスティング広告と呼ばれていた時代のgoogle広告は「googleアドワーズ」と言う名称で展開していて、それらを相称して「PPC広告」と呼んでたりしました。（ぴーぴーしーppcと言うのはクリック課金型広告の事）

リスティング広告の予算は自分で自由に設定出来るので、初めてリスティング広告を出稿される方の場合、広告予算をどの程度に設定すれば良いか分からず、恐る恐る少量の金額から広告出稿を行われると思います。

サービス業の宣伝広告費は、売上の15%～20%が目安と言われています。例えば教室の売り上げが月に50万の売上があるのであれば、15%＝7.5万が月額広告費目の目安になります。

広告を実際に出稿したことのある人でなければ分かりませんが、今まで広告出稿をしていなければ、いきなり電話やメールなどの問い合わせが増えることに驚かれる方も少なくありません。それだけ、リスティング広告運用と言うのはホームページを運用するにあたって、切って離せない重要な広告媒体となります。

ただ、自分の教室で提供するエリアや学科などが多ければ多いほど、広告キャンペーンを作成するのに多くの日数を消費する事になります。また、googleとyahooの両方に出稿しようと思うと、それぞれに広告キャンペーンを作成したり、予算管理をする必要もあり、リリース出来るまでに大変な手間暇がかかる為、それらを広告代理店や代行者に丸ごと任せると言う手段もありますが、その場合は人が運用代行を行うので、当然広告費とは別に相応の月額手数料がかかり、多くの広告代理店の手数料設定は「初期費用5万＋出稿する広告費予算の20％・ただし最低手数料3万円」程度を設定しています。

例えばリスティング広告予算を月に15万かけられる方の場合の手数料は3万（15万×20％＝3万）ですが、
月に3万だけ広告予算をかける場合もまた、最低手数料の3万を請求されます。

リスティング広告運用の理想的な流れ（概要）

ここではリスティング広告の効果的な運用方法自体については書きませんが、大枠で考えた時にリスティング広告の理想的な運用の流れは以下のようになります。

アカウント登録キャンペーン広告作成
コンバージョン（広告経由の問い合わせフォームクリック数などを計測）タグ設置
広告出稿
コンバージョン数やクリック単価を見ながら除外キーワードを定期的に設定し無駄なクリックを徐々に減らしていく

その他、広告文のABテストやリマーケティング戦略など細かく色々とありますが大枠はこんな所で、いかに無駄なクリックを排除して、見込のある顧客に広告を多く届けるかと言う所が最大の目標になります。

無駄なクリックとは

無駄なクリック例ですが、例えば「ベース教室」を運営している方の場合、「ベース教室」と言うキーワードを検索した時に自分の広告が出現するように設定します。ただベース教室と言うキーワードをセットするだけでは、「ベースボール教室」と検索したユーザーにも広告が出現してしまう場合があります。

ベース教室とベースボール教室は全くの別物ですが、キーワードは繋がっている為、広告は表示されます。

ベースボール教室と検索した時に出て来た広告をクリックした人がベース教室に入学する可能性ですが、一応ながら広告に興味を持ってくれたのでクリックしてくれたのですが、その方が体験レッスンに申し込みしてくれる可能性は非常に低いですよね。いわゆる潜在層（せんざいそう）と言う方たちの事で、ベース教室に興味・関心が多少あっても、すぐに行動を起こそうとは思っておらず、興味本位でクリックしてみたと言う感じです。

広告予算を沢山取れる方については、こう言った潜在層からの獲得を目指すのも良いのですが、限られた少ない予算の中であれば、ベース教室を今すぐ習いたい方たちに向けて広告を多く出稿するべきです。

そこで、不要なキーワードは除外すると言う設定がありますので、この場合は「ベースボール教室」と言うキーワードを除外に設定すればOKとなり、その積み重ねで無駄なクリックを減らしていくわけです。

リスティング広告を自分で設定する場合と、代理店に頼む場合とでのメリット・デメリットを比べてみました。