切手で音楽を届けよう!めくると音楽が聞ける切手がある?
雑貨屋さんやバラエティショップで、開くと音楽を聞くことができるメッセージカードを見たことがある方もいるかもしれませんね。離れた人に郵便で音楽を届ける方法はいろいろあるものですが、今回は郵便と音楽の関係についてご紹介します。めくると音楽が聞ける切手など、珍しいものがありましたよ。
めくると音楽が聞ける切手
めくると音楽が聞ける切手は、正式名称は「音楽でありがとうを伝える切手」で、切手の上部がめくれるようになっています。84円切手の3枚つづりのグリーティング切手で、2023年2月15日、500円で発売されました。手紙を受け取った後、切手をめくるとストリーミングサービスの「Spotify」で「ありがとうの気持ちを伝えるプレイリスト」を聞くことができます。関連商品で「音楽でありがとうを伝える切手 レターセット」もあり、「THANK YOU」の文字と大きな「♪」マークの入ったピンク、青、緑色のメッセージカードと、封筒、そして切手がセットで1000円で発売されています。
楽器シリーズの切手
既に販売が終了していますが、楽器シリーズの切手というものがあります。第1集は、2018年12月6日に発行された、チャイコフスキー作曲「くるみ割り人形」をテーマとしたもので、82円切手ではバイオリンをはじめ、クラリネットやホルンといったおなじみの楽器の他、チェレスタというピアノに似た楽器も登場します。第2集は、2019年12月6日発行で、84円切手では現代的なビッグバンドのライブをイメージしてバリトンサクソフォンやエレキギターなどの切手が、63円切手では古典的なディキシーランドジャズをイメージしてスーザフォンやバンジョーなどの切手がつくられました。第3集は2020年12月4日に発行され、尺八や三味線などの日本の伝統音楽がテーマの切手集でした。
「国際音楽の日」記念切手
1996年10月1日には、国際音楽の日の記念切手が発行されました。80円切手が20枚つづりで、ト音記号とピアノのデザインが施されています。発行枚数は、2200万枚でした。ちなみに、1994年には「音楽文化の振興のための学習環境の整備等に関する法律」が施行されています。その法律の中で、切手が発行された日でもある10月1日を「国際音楽の日」として定めています。
わたしの愛唱歌シリーズの切手
1979年に「夕やけこやけ」などの唱歌をイメージしてデザインした「日本の歌シリーズ」の切手が発行されていましたが、「わたしの愛唱歌」シリーズはジャンルを問わず広く国民に親しまれている曲をテーマとしています。わたしの愛唱歌シリーズは、1997年から1999年に発行された切手で、第1集から第9集まであり、一部を紹介すると次のような歌が切手になっています。
- ジングルベル
- シャボン玉
- めだかの学校
- おもちゃのチャチャチャ
- 川の流れのように
- 上を向いて歩こう
まとめ
歌や楽器をテーマにした切手や、音楽にまつわる記念日をテーマにしたもの、そして現代ではスマホで読み込むことで音楽が聞けてしまう切手など、進化した切手がたくさんありました。電波ですぐに音楽を共有できる現代ですが、ゆっくり、のんびり、切手で音楽を楽しむのもいいかもしれませんね。