演奏してみたい「ジャズとブルース」歴史や違いを調べてみた
ジャズと聞くとなんとなくかっこいいイメージがありませんか。大人っぽい、お酒が似合う、barで流れている、お洒落、などが思い浮かびます。ジャズの名曲を演奏してみたいと思うのですが、ジャズは難しそう・ハードルが高いというイメージもあります。そもそもジャズとは何でしょうか。ジャズの歴史を調べていくと、ブルースというジャンルがでてきました。ジャズと関係が深そうです。今回は「ジャズはどのようにはじまったのか」や「ブルースとの違い」などを調べてみます。
ジャズのルーツ
ジャズがうまれたのは19世紀末から20世紀初頭といわれています。うまれた町といわれているアメリカ南部のニューオリンズは、カリブ海につながるミシシッピ川沿いにあります。ジャズはアメリカ南部の田舎の音楽ではなく、ニューオリンズという開かれた都市で、多様な文化が混ざった結果として生まれました。
アメリカ合衆国の他の地域では、どんな音楽が演奏されていたのかというと「ブルース」や「ラグタイム」というジャンルの音楽のようです。ジャズとは似ているけど違う音楽ですので、ブルースやラグタイムを知ることができれば、ジャズがより面白く感じられそうです。ブルースやラグタイムは、ジャズにどのような影響を与えていったのでしょうか。
ブルースとは?
ブルースとは音楽のジャンル名です。また、気分を表す言葉でもあります。ブルース「BLUES」にはブルーな気分、悲しみや落ち込みという意味がありがあります。魂の叫びが歌となったのです。ブルーノートという独特の音階を使います。
20世紀のアメリカではカントリー音楽がうまれ、ロックンロールもうまれ、アメリカ南部でジャズもうまれ、ブルースも存在していました。ブルースは、19世紀後期に生み出されてから、現代のポピユラー音楽にも大きな影響を与えていると思います。ブルースのルーツははっきりとはされていませんが、1865年以降に綿花を採取するときなどに歌う「フィールド・ハラー」と呼ばれる歌がうまれ、このハラーの音遣づかい、連続して上下する音程、こぶしのかけかたなどがブルースとよく似ているようです。20世紀初頭から、タイトルにブルースとつく曲がふえはじめ、1929年には「セントルイスブルース」という短編映画もでました。
ブルースのルーツ
フィールドハラーとバラッドが、主にブルースに影響を与えました。その他にも、ラグタイム、初期のジャズ、ゴスペルなどがあったようです。
→次のページではブルースのルーツの続き「フィールド・ハラー」をみていきます。