ピアノに向いている人の身体的特徴とは?手が大きい・筋力
運動部であっても、腹筋が鍛えられていて良い声の人が音楽の先生からスカウト(?)されて音楽の道に入るというような話を聞いたことがあるかもしれません。同様に、ピアノにも演奏するのに向いている身体的特徴があります。有名なのは手が大きいという点ですね。ほかに、ピアノに向いている身体的特徴とはどのようなものなのでしょうか?
ピアノに向いている人の特徴①手が大きい
ピアノを弾くのになぜ手が大きいとよいかというと、オクターブ(例えば、低いドから高いドの音まで)の鍵盤を、親指と小指で押さえられるからです。オクターブをおさえられない手の大きさだと、弾ける曲が限られてしまいます。ちなみに、1オクターブは約16.5cmです。気になる方はぜひ、測ってみてくださいね。
ピアノに向いている人の特徴②適度な筋力がある
スポーツではないにしても、ピアノも体を動かして時に全身で表現する楽器ですから、適度な体力・そして筋力があるのが望まれます。適度、というのは、ただ闇雲にガンガン弾くのではなく、繊細に指をコントロールして指先だけ力を入れるなどすることができる、器用な筋力であるということです。あるいは、力を入れるだけではなくて、ふっと力を抜くということもできるとなおよいでしょう。肩や腕の力を抜いたまま弾き続けることができれば、余計な力が入らないので、肩こりなどせずにすみます。
ピアノに向いている人の特徴③耳が良い
当然ですが、耳が悪いより良い方がピアノを弾くのに向いているといえます。耳が良いとは、例えば、先生に「和音(ドミソなど)の粒をそろえて弾いてください」と言われたときに、説明を受けて意味がすぐにわかり、それを修正できるということが挙げられます。粒をそろえるとは、簡単に言うと、指の一本一本の出す音の大きさをそろえ、和音のそれぞれの音について、指を下ろすタイミングも合わせて弾くということです。自分の演奏を聞いて、指ごとの音の大きさの違いやタイミングが合っているかどうかがわからなければ、先生が何を言っているのか直感的に理解することが難しいです。当然、聞きわけられても指が動かないということもありますが、まずは聞き分けられることが重要です。
このような単純な聞き分けだけではなく、絶対音感があるかどうかなども耳の良さに含まれます。
まとめ
特徴に該当し、ピアノに向いていると思った方は、ぜひピアノに触れてみてくださいね。もちろん、特徴に該当しないからといってピアノをあきらめる必要はありません。好きこそものの上手なれといいますから、楽しんで毎日ピアノを弾いていきましょう。