ピアノ曲の難易度とは?全音ピアノピースをチェック
クラシックピアノ曲はそれこそ山のように曲がありますが、どの曲が自分のレベルに合っているのかはレッスンを受けている先生に聞いてみないとわかりませんね。「自分のレベル」と一言で言いましたが、ピアノの難易度を分かりやすく表示した表があるとわかりやすいと思いませんか?実は、ピアノの難易度表が存在します。全音楽譜出版社から出版されている楽譜やピアノピースには、6段階で難易度が設定されています。自分が6段階の中でどのレベルにいるのか、確認してみましょう。
全音ピアノピースの6段階の難易度とは?
- A(初級)
- B(初級上)
- C(中級)
- D(中級上)
- E(上級)
- F(上級上)
ピアノピースとは、教本のようにたくさんの曲がまとまって収められている楽譜ではなく、1曲~数曲のみの必要な分だけある楽譜のことを言います。全音ピアノピースでは、上記の6段階(A~F)で難易度を分けたものを表にしています。それでは、具体的にどのような曲が各難易度に相当するのか見ていきましょう。
A(初級)
A(初級)に分類されている曲は、グノーの「アベ・マリア」や、ワイトトイフェルの「スケーター・ワルツ」、モーツァルトの「メヌエット」などがあります。教本ではなく独立したピアノピースであっても、小さなお子さんでも挑戦しやすいレベルといえます。
B(初級上)
B(初級上)に分類されている曲は、ベートーヴェンの「エリーゼのために」や、モーツァルトの「トルコマーチ」、ビゼーの「ハバネラ」などがあります。ある程度こつこつと継続してピアノレッスンに通い、自信もついてきたような年頃の子が弾くのに適している曲が並びます。
C(中級)
C(中級)には、バダジェフスカの「乙女の祈り」や、ショパンの「子犬のワルツ」、ドビュッシーの「月の光」など、だんだんと弾きごたえのある曲が並んできます。ピアノの発表会で披露するのにもよいですし、自分はちょっとピアノが弾けますよと自信を持って言えるレベルになってきました。
D(中級上)
D(中級上)は、ショパンの「華麗なる大円舞曲」やベートーベンの「ソナタ悲愴」、ムソルグスキーの「《展覧会の絵》よりプロムナード/キエフの大門」など、だんだんとより高度な技術が必要になってくる曲が並び始めます。
E(上級)
E(上級)では、ベートーヴェンの「月光の曲」やリストの「ラ・カンパネルラ」、バッハ「主よ、人の望みの喜びよ」など、弾けたらかっこいいけれどもなかなか手が出しづらいようなあこがれの曲が並びます。
F(上級上)
F(上級上)では、ショパンの「英雄ポロネーズ」やガーシュウィンの「ラプソディ・イン・ブルー」など、ピアノの先生が発表会のトリで演奏するような難曲が並びます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。これまでに弾いた曲が上記の中にあれば、自分がどのレベルにいるのかわかりますね。他の曲など詳しくは、全音ピアノピースのホームページに載っていますので、時間がある方はチェックしてみましょう。