ピアノの前にリトミックを習うと良いって本当?メリットは?

ピアノの前にリトミックを習うと良いって本当?メリットは?

子どもに習い事をさせたいという親御さんの中で、音楽に詳しい方の中には、「リトミック」をご存じの方もいることでしょう。保育園や幼稚園によっては、リトミックを実施している園もあるかもしれません。ただ、名前は聞いたことがあってもよく知らなかったり、ご自身が子どもの頃習っていても忘れてしまったという方も多いはず。本記事では、そんなリトミックについて解説します。

リトミックは何をするの?何歳くらいの子どもが習うもの?

こども

音に合わせて体を動かしながら、レクリエーションのように楽しく音感や運動能力を伸ばすことができるのがリトミックです。0歳から5歳くらいまでの乳幼児が対象です。0歳のリトミックはベビーリトミックともいい、音楽に合わせたベビーマッサージのような形で実施することが多いようです。親子でスキンシップを取ることに主眼が置かれています。

1歳を過ぎると、楽器を使うこともできるようになるため、カスタネットやタンバリンなど簡単な打楽器を用いることもあります。2歳を過ぎると、グループを作って動くこともできるようになるため、より表現の幅が広がるでしょう。

リトミックのメリットは?

カスタネット

リトミックでは、音楽的な能力だけではなく、集中力や協調性、注意力なども養うことができるといわれています。具体的には、「たいこの音が聞こえたら、それに合わせて手を叩こうね」など、集中して音を聞き取る必要があるので、集中力が身につきます。また、先生や周囲の子どもに合わせて同じ動きをすることもあるので、協調性もはぐくまれるでしょう。「音が止まったら自分の動きも止める」という動作の遊びによって、注意深く情報をキャッチする能力を伸ばすことで、体がスムーズに動かせるようになることも期待できます。

ピアノの前にリトミックを習わせるといいって本当?

ピアノを弾く子

リトミックでは、四拍子、三拍子などのリズムを遊びながら知らず知らずのうちに楽しく習得することができます。同時に体のコントロールもできるようになるので、指を止めたり、動かしたりするのも感覚として身につきやすいかもしれません。そういった点から、ピアノを習う前にリトミックを習うのはとてもよいことですし、リトミックの次にバレエやダンスを習うのも相性が良いといえます。鍵盤を押すだけの楽器と思うかもしれませんが、ピアノもスポーツと同じように頭も体も使いますから、音楽的能力だけではなく集中力や注意力などなどさまざまな素養を伸ばすことが大切なのですね。

最後に

音楽を「聞いて」「反応する」リトミックを卒業したら、音楽を「奏でる」ピアノにステップアップしませんか。せっかく保育園や幼稚園でリトミックを習う機会に恵まれたのならなおさらです。歌が好きな子、音楽に合わせて踊るのが好きな子も、大事な個性を伸ばすためにピアノを始めてみることをおすすめします。

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