金属なのに木管?【木管楽器の種類について徹底解説!】
今回は「木管楽器の種類について」解説していきます。
基本的に金属で作られている管楽器には金管楽器と木管楽器の2種類の管楽器で分けられ、各楽器を見分けるのには知識が必要です。
金管楽器かな?と思っても実は木管楽器だったなんてことも。
そこで今回は木管楽器の特徴をまとめていきますので、参考にしてみてください。
木管楽器とは
木管楽器とは唇を振るわせずに吹く奏法の楽器です。
昔は木で作られていた楽器を木管楽器と呼んでいたそうですが、現在は金属製であっても同じ構造や奏法であれば木管楽器に分類されるそうです。
リードを使っているものや、使わずに吹くものまでさまざまありますが、基本的に唇を震わせなければ木管楽器だということを覚えておきましょう。
木管楽器の種類
木管楽器にはいくつか種類があるので、それぞれ解説していきます。
フルート
吹奏楽やオーケストラで高音パートを担当している木管楽器の一つがフルートです。
鳥のさえずりのように綺麗な音色を奏でることができ、メロディを演奏することが多いです。
フルートの吹き方はエアリードで、リードを使わない奏法なのが特徴。
フルートの種類もたくさんあり、コンサートフルート・ピッコロ・ソプラノフルート・アルトフルートなどがあります。
それぞれ大きさも音の高さも違い、主にコンサートで使われているのがコンサートフルートです。
フルートを担当する人は、一曲のうちにピッコロを持ち替えて吹くこともあります。
クラリネット
クラリネットは18世紀にヨーロッパで誕生しました。
「シャリュモー」と呼ばれていた楽器から派生した楽器です。
管楽器の中で音域が広いとされ、4オクターブの音域を出すことができます。
クラリネットの種類にもさまざまあり、ソプラニーノクラリネット・ソプラノクラリネット・アルトクラリネット・バスクラリネットがあります。
オーケストラや吹奏楽で主に使われているのはソプラノクラリネットです。
自然の素材を使っているので、同じメーカーのクラリネットでも音の違いが出てきやすい楽器で、選ぶ際には試奏をおすすめします。
サックス
サックスは、1840年に誕生した木管楽器です。
600以上の部品を使ってサックスは作られているため、複雑な構造をしています。
他の楽器に比べ、新しめの楽器ですが、ジャズやロックにも用いられており、多様性がある楽器です。
サックスにもいくつか種類があり、一般的にソプラノサックス・アルトサックス・テナーサックス・バリトンサックスに分けられます。
吹奏楽では欠かせない楽器の一つですが、実はオーケストラではあまり出番はありません。
オーケストラで演奏される楽曲は昔から演奏されてきたクラシックが多く、
比較的新しいサックスは元々楽譜のスコアに記載されていないことが多いようです。
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木管楽器の種類の続き「オーボエ」を解説していきます。