ヘヴィでクールにキメよう!〜ダウンチューニング〜
最近の音楽はヘヴィさを求める物も少なくありません。
海外は特に強烈な個性のあるバンドが沢山あります。そんなバンドをコピーしようとした時、あれ?音が無い・・・とコピーを諦めた事がありませんか?実はちょっとした仕掛けがあるのです。今回は変則的なチューニングについて触れてみようと思います。
ダウンチューニング
それぞれ音を下げるという意味で同じではありますが、全体の構成される音が異なります。
まず、ダウンチューニングは全体の構成音は同じままで、全ての基準となる音を下げて、それに合わせてチューニングする事を指します。例えば、有名な例としては、グリーン・デイと言うバンドは全曲半音下げというチューニングで6本弦全てを半音下げてチューニングしています。
この様に6本弦全体を下げるチューニングは、ギターと音楽の発展とともに進化を遂げました。現在は二音半下げくらいまでは、弦のテンションを保ちつつチューニングができる様になりました。現代のミクスチャーやデスメタルなどは、2音半くらいまで下げているバンドは珍しくないと思います。
また、かの有名なジョンレノンさんもチューニングには細かくこだわっていたと聞きます。実はレギュラーの440ヘルツではなかったと言う話があります。
また、エアロスミスのエンジェルと言う曲などで確認ができますが、ピアノに合わせてギターをチューニングする場合、441ヘルツにする場合があります。これはダウンではなく、アップチューニングになるとは思いますが、チューニングも様々な方法があります。(あまりに変則すぎると後で他の楽器とアンサンブルをする際に困る事がありますのでほどほどに・・・)
ドロップチューニング
ドロップチューニングとは、主にギターの6弦1本のみを必要な音階まで下げる事を差します。つまりダウンチューニングは全体、ドロップは6弦のみを下げ、他の弦はレギュラーチューニングのままにする事になります。ドロップチューニングの利点は、一つの弦のチューニングの変化のみで済むというところですが、同時にそれがデメリットにもなります。6弦全部を使用するコードや6弦を使用するコードの場合、押さえ方が変わってしまうという事です。よく実用される物としてはドロップD(ディー)チューニングと呼ばれる、6弦のみさらに一音下げるというチューニングがよく見られます。
また、D(ディー)チューナーという取り付け式のパーツがあり、それをカチッと動かすだけで即座にドロップに変化する物もある事から、ライブ会場で一曲だけドロップチューニングの曲をやる時などに重宝する物が発売されている事からも良く使われている事がわかります。全体のダウンチューニングするパーツは現在はないとは思われますが、必要な人が増えれば発売される事もあるかもしれません。
まとめ
常に低い音で弾く場合はダウンチューニング、一部のリフなどにだけ開放弦の低い音を使いたい場合は、ドロップチューニングを使用する事をおすすめします。