DTM機材講座 1.無料で始めるDTM
DTMとは「デスクトップミュージック」の略称。つまりパソコンで作る音楽のこと。
ボーカロイドの台頭や優れたソフトの台頭で今では個人の音楽制作の敷居はぐっと低くなりました。
そこで今からDTMを始めてみたい!という方のためにこの度は「出来るだけ安く」「手軽に」という二点を焦点として説明して参りたいと思います。
最初は最低限の設備を整え、不満が出てきたら新しい機材の購入を検討していけばムダなものを買って後悔することも無いハズ。順を追って設備を整えて行きましょう。
1.これが無いと始まらない!まず手に入れるべきもの
・DAWソフト ・パソコン
これだけで最低限の作曲は可能です。
・DAWソフト
デジタル・オーディオ・ワークステーション・ソフトの略称。その名の通り電子音楽を作るためのソフトです。
無料のものからプロの方が使用する高額なものまでたくさんの種類がありますので、作りたい音楽やパソコンに合ったソフトを選ぶことが大事。
無料のもので代表的なものは「domino」。無料・無期限で使用出来るためとりあえず検索してダウンロードしてみましょう。
(「domino DTM」で検索したら一番上に来ます。)
ピアノや弦楽器、管楽器など多数の音源を最初から使用でき、今後有料ソフトを購入する際力になる基礎の打ち込み方法も学ぶことが出来るソフトなので大変オススメです。
・パソコン
私が使用しているのは5年ほど前に買ったDELLのパソコンですが特にハイスペックでもない、フツーのパソコン。
画面が大きく、スペックの良いものに越したことはありませんが、使用するDAWソフトが求めるスペックを満たしていれば基本的にOKです。
これだけあれば既に作曲が可能!つまりパソコンがあれば無料でDTMを始めることが出来てしまいます。
2.DTMソフトを触ってみよう
インストールしたdominoを開いてみましょう。なにやら見慣れない英単語や記号が並んでいます。
しかしその実全く難しいことはありません。
ピアノロール(縦に並んだピアノの鍵盤)に時々「C4」「C5」…と文字が並んでいますね。
アルファベットは音名、つまりCの場合「ド」を、数字は高さを表します。dominoの場合は「C4」がピアノや五線に於ける「真ん中のド」となります。(ソフトによってはC3が真ん中のドを指す場合もありますのでお気をつけ下さい。)数字が大きいほど高い音、数字が小さいほど低い音となります。
つまり「G4」であれば「C4」と「C5」の間の「ソ」の音となるわけですね。
打ち込みたい高さの音が決まったら、ピアノロールを参考にしながらその場所を押してみましょう。青い長方形が表示されますね?この長方形の長さが音の長さとなります。グレーの縦線が一拍を、青い縦線が一小節の長さを表します。(小節数や拍数はご自身で設定することが出来ます。)
少し面倒な説明となってしまいましたが、
つまり打ち込んだ場所の高さが音の高さを、打ち込んだ長方形の長さが音の長さを表すという単純なことなんですね。
最初は知っている簡単な曲を打ち込んで、dominoの操作に慣れて行きましょう。次回はより発展的な内容についてお話します。