

ハイクオリティなベース音源!!MODO BASS
音楽制作において無くてはならない存在の一つが、低音→つまりベースです。DAW付属のプラグインはもちろん、フリーウェアのプラグインにもベース音源は数多く存在しており、選択の幅は広いです。しかし、制作の中でクオリティの高い低音を操れるとしたら、創作意欲が駆り立てられると思いませんか!?今回は、そんなハイクオリティなベース音源「MODO BASS」をご紹介いたします。
■MODO BASS とは
MODO BASSは、IK Multimedia社から発売されているベースプラグインです。
http://www.ikmultimedia.com/jp/products/modobass/
クリエイターの皆さんの間だと、ベース音源はSpectrasonics社のTrilianが一番人気ですが、このMODO BASSは最近登場したニューカマーにも関わらず、Trilianに勝るとも劣らないクオリティを持っています。もちろん、どちらにも得意なポイントはありますので、もし購入を検討されている方はご自身に合った方を選択していただければと思います。
http://www.minet.jp/brand/spectrasonics/trilian/
ざっくりとですが、両者のオススメポイントを挙げてみたいと思います!
・Trilian
→生ベースからシンセベースまで、音源のプリセットがたくさんあるので、いろんなジャンルを作りたい人にオススメ!
・MODO BASS
→音色は少なくていいからとにかく聞こえる太い音がほしい人、ベースのリアリティを追及したい人にオススメ!
なお、価格はどちらも同じくらいですので、本当に好みによってよいと思います。
■MODO BASSの特徴
MODO BASSの特徴の一つが、いくつかのモデルがプリセットになっている点です。モデルの画像をクリックするだけで対応するプリセットが読み込まれますので、何度も調整が可能です。また、プリセットもリアリティを追求されており、最も低い音はE(ミ)1と本物のベースと同じです。
2つ目の特徴はキースイッチで音や奏法を変更できる点です。特によく使うのが、弦を固定するキースイッチで、あえて4弦(もしくは5弦)のまま演奏させることで、より低い音を強調することができます。
■リアリティの追求、ベーススライド!
MODO BASSが上記で紹介したTrilianに最も勝っていると言われている点が、スライド奏法です。ベーシストの方には馴染みが深く頻繁に登場するテクニックですが、Trilianではなかなかうまく表現できないスライドが、MODO BASSではよりリアルに表現できるそうです!
スライド奏法を打ち込みにて表現するには、DAW上でも一手間かける必要があります。打ち込む際には、はじまりの音と、スライドにて移動する先の音を重ねます。そして、コントロールチェンジでサステインを有効にしてあげます。さらに、異なる弦どうしではスライドは成立しないので、スライドさせる音どうしが同じ弦になるよう、上記で紹介した弦固定のキースイッチも同時に打ち込みます。この時、スライド先の音(後ろの音)のベロシティの強さによって、スライドのスピードを調整できます。
なお、スライド奏法もプラグインの管理画面にてしっかり表現されますので、好みに応じて調整が可能です。
私の場合、質のよい音の聴いてると創作意欲が駆り立てられるが多いです。何気なくMIDIキーボードで適当に弾いてるうちに閃いてくれるんですね!しかもベースという縁の下の力持ちだったら、なおさら引き立ててみたいと思います。もし興味を持たれたらぜひチェックしてみてください!