吹奏楽とオーケストラの違いとは【人気定番曲6選】
今回は「吹奏楽とオーケストラの違い」について解説していきます。学生時代、吹奏楽部だった方でも意外と答えられないのがこの疑問。みなさんは詳しく説明することができますか?分かりやすく解説していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
吹奏楽とは
吹奏楽は主に中学校や高校で関わることの多い音楽ジャンルです。
木管楽器・金管楽器・打楽器の構成以外で他にどんな特徴があるのでしょうか。
実は吹奏楽の特徴は主に6つあります。
・管楽器と打楽器で構成された演奏形態
・弦楽器はコントラバスのみ
・楽器編成はその団体によってさまざま
・クラシックだけでなくポップスなども演奏する
・管楽器の比重が大きい
・複数人が同じパートを吹く
オーケストラと大きく違うのは、やはり弦楽器の有無ですね。
吹奏楽ではコントラバスしか見かけることがありません。そのため、必然的に管楽器率が高い音楽になるのです。
そして、複数人が同じパートを演奏するのも吹奏楽の特徴です。吹奏楽の起源は諸説ありますが、軍隊の演奏とも言われております。軍楽といい、戦場に戦いながらも音楽を奏でる楽団です。「たとえ戦場で演奏者が負傷しても同じパートの人が多ければ音楽は続行できる」と言う由来で複数人で同じパートを演奏するという名残が残っているのかもしれません。
その他にも、ポップスなどさまざまなジャンルの演奏ができるのも吹奏楽の特徴です。
よく演奏される曲
ルパン三世のテーマ
引用:https://youtu.be/NpxjuXkV6gs
宝島/作曲:和泉宏隆 編曲:真島俊夫
引用:https://youtu.be/471a47QRZMU
星条旗よ永遠なれ/作曲:ジョン・フィリップ・スーザ
引用:https://youtu.be/lu6NwAICP0E
オーケストラとは
次にオーケストラの特徴について紹介します。
オーケストラは一般的に大学や大人の楽団が演奏するイメージだと思います。
ですがオーケストラの特徴もあるので見ていきましょう。
・オーケストラは弦楽器・木管楽器・金管楽器・打楽器で構成されている演奏形態
・サックスが入っていない
・主に演奏する曲はクラシックが多い
・約400年の歴史がある
・編成は作曲者によって決められる
・管楽器は1パート1本、弦楽器は複数
・「管弦楽団」「フィルハーモニー」「交響楽団」の呼び名に大きな差はない。
大きな特徴は弦楽器の多さです。
それに加え、意外と知られていないのがサックスが入っていないことです。
なぜ入っていないかと言うと、サックスが誕生したのは今から170年ほど前です。
しかしオーケストラが誕生したのは約400年前。つまりオーケストラの曲が作られていた頃、サックスはまだ誕生していなかったため、入れるにも入れられなかったのです。
「サックスがない」のではなく、「サックスがある曲が少ない」が当てはまりますね。
よく演奏される曲
カノン ニ長調/パッヘルベル
引用:https://youtu.be/Pppexz-KKig
交響曲第9番「合唱」第4楽章/ベートーヴェン
引用:https://youtu.be/xFlqt01cJho
行進曲「威風堂々」第1番/エルガー
引用:https://youtu.be/NtYnzz0pT60