覚えよう!コントラバスを弾くための12のポジション(運指表)
これまでコントラバスの魅力、楽器の構え方を解説にはじまり、右手の話、弦を押さえる左手の話の解説をしてきました。実際に音を出してみた方、いかがでしたか?
コントラバスを演奏をする上で「どの弦のどこを押さえたら何の音が出るか」を覚えていくことはとても大切です。しかし、コントラバスは他の弦楽器に比べ楽器も大きく、音の音の間隔も広くなります。
弦も太くはじめは抑えるのも大変なので、どうしても音程に自信が持てない・・・という悩みも聞きます。
そこで、今回は運指表を使って”コントラバスを弾くために必要な12のポジション”を紹介します。
このポジションをマスターすれば音の並びを理解することができ、音程感覚が身につきます。
身体で覚える12のポジションを言葉で解説
- ハーフポジション
- 第1ポジション
- 第2ポジション
- 第2と第3の中間ポジション
- 第3ポジション
- 第3と第4の中間ポジション
- 第4ポジション
- 第5ポジション
- 第5と第6の中間ポジション
- 第6ポジション
- 第6と第7の中間ポジション
- 第7ポジション
すべての基本となるハーフポジションからはじまり、オーケストラや吹奏楽で演奏する際に使う頻度の高い第7ポジションまで(全12通り)がコントラバスを演奏する上でとても大切なことなので、是非覚えていくとよいでしょう。また、第6ポジションからはこれまで使用してこなかった3の指が登場します。これまでと変わった左手のフォームになるので指の形に気をつけて練習していきましょう。
身体で覚える12のポジションを図解で解説
Pinterestより
左手のフォームを忘れずに
コントラバスの弦は太くはじめは弦を押さえるのが大変ですが、以前に解説をした左手のフォームを崩さずに取り組んでいきましょう。はじめは音程(押さえる力が弱いと低くなる傾向にあります)が定まらなくても構いません。2と3の指をくっつけたいのに開いてしまったり、弦を押さえる指が上手く開かなかったりしますが、まずは左手のフォームを崩さずにそのポジションの場所を覚えていきましょう。練習場所に姿見があれば、自分の左手のフォームを確認しながら練習しましょう。徐々に左手の力がついていくと、音程も明確になってきます。
まとめ
運指表を使ったポジションの解説をしてきましたが、いかがでしたでしょうか。次回はハーフポジションをはじめ、第1ポジションから1つずつポジションを解説していきます。コントラバスのポジションは「知識」ではなく「身体」で覚えることが大切です。はじめは音程を取るのも大変ですが、日々コツコツと練習を積み重ねていくと良いでしょう。