これであなたも上級者!第6ポジション〜第7ポジションのコツ
ハーフポジションからはじまったポジション解説も最後となりました。最後に覚えるポジションは3つ。
- 第6ポジション
- 第6ポジションの中間ポジション
- 第7ポジション
です。
この3つのポジションの押さえ方は今までと少し違い、はじめて3の指を使用します。
3の指はこれまで「親指の補助」として機能してきましたが、第6ポジションより上は1、2、3の指で弦を押さえていくことになります。これまでの押さえ方と少し違い、はじめは中々なれないかもしれませんが徐々に身体で覚えていきましょう。
Pinterestより
第6ポジションの押さえ方
第6ポジションの音は
各弦の音(コントラバス運指表参照)
- G線(ファーファ♯ーソ)
- D線(ドード♯ーレ)
- A線(ソーソ♯ーラ)
- E線(レーミ♭ーミ)
となります。フィンガリングも1、2、3と番号がつきG(ソ)の音は3の指で押さえます。
これまで2、3の指はくっついて押さえていたためはじめは2、3が開きにくいかもしれません。
薬指の付け根の関節から動かし弦を押さえるように意識すると良いでしょう。親指の位置もネックの後ろではなく外側の側面にきます。
第6の中間ポジションはその半音上
親指は楽器の側面につけたまま少しだけ下りG線のFis(ファ♯)に1の指を置き、半音ごとに2、3と指を置いていきます。第6ポジションに入ってくるとG線以外の線はほぼ使用しません(ソロを弾くときは別)ですので、部活動やサークルで演奏する場合はG線のみもしくはD線まで練習できれば良いでしょう。
各弦の音(コントラバス運指表参照)
- G線(ファ♯ーソーソ♯)
- D線(ド♯ーレーミ♭)
- A線(ソ♯ーラーシ♭)
- E線(ミ♭ーミーファ)
第7ポジションの押さえ方
いよいよ最後のポジションです。第7ポジションはG線のオクターブ上のG(ソ)からはじまり半音ずつ上がっていきます。1の指をG線の(ソ)この音は軽く触れるだけでも音が出るのではじめは軽く触れ音を出し、慣れてきたら押さえても良いでしょう。1、2、3の指はつぶさずに曲げておくことが大切です。
各弦の音(コントラバス運指表参照)
- G線(ソーソ♯ーラ)
- D線(レーミ♭ーミ)
- A線(ラーシ♭ーシ)
- E線(ミーファーファ♯)
まとめ
これで12のポジションの解説を終わることとなります。ハーフポジションからはじめてここまで押さえることができればオーケストラや吹奏楽でよく演奏される曲はほぼ対応できるのではないでしょうか。
この最後のポジション第6の中間ポジションや第7ポジションが難しいという方も、まずは第6ポジションまで覚えておくと良いでしょう。この高さになるとほぼ使用しない弦も出てきますが、音の並びは把握しておくとなお良いです。これまでなんども繰り返し書いてきましたが、ポジションは「知識と身体」両方で覚えていくことが大切です。コントラバスは楽器が大きく、音と音の間隔も広いのではじめはポジションを覚えていくのも大変ですが、1つ1つ丁寧に練習をし積み重ねていってください。