両手でピアノを弾くなんて難しい?!〜初心者用の練習方法〜

両手でピアノを弾くなんて難しい?!〜初心者用の練習方法〜

今回のテーマは「両手でピアノを弾くための練習方法」です。ピアノって難しい楽器ですよね。両手を使うどころか、指一本一本を別々に動かして音を奏でるのですから。神業じゃないの?!とさえ思えてしまいますよね。そこで今回は、初心者の方に向けて、どのような練習方法が効果的か、お伝えできればと思います。

片手ずつ練習する

ピアノを弾く手

まずは、「片手で練習する」ことです。「片手なんて退屈〜」「片手だったら弾けるよ〜」って思っちゃいますよね? ですが、とても大事なんです。片手練習はまず一つのことに集中できます。片手が弾けるようになると両手で合わせた時にとても簡単に合わせることができます。上級者はいきなり両手で弾き始めることができたりしますが、それは何年もピアノに向かった経験からできることで、上級者であっても自分にとって難しいパッセージはしっかり片手練習をしています。

ゆっくり練習する

コーヒーピアノ

次に大事なことは「ゆっくり弾くこと」です。これもまた「ゆっくりだったらできる〜」って思いますし、頭の中には弾きたいメロディーが先行していたりするので、意外と「ゆっくり弾く」ということは難しかったりします。早く曲を仕上げたい、早く弾けるようになりたい、って思いますから、自然と速く弾いてしまいがちなのです。今の自分のレベルより少し難しい曲に向き合っている時ほど、「ゆっくり」が大事です。ここは少し忍耐力のいるところですね。

ドレミファソ スケール(音階)まずは5音

スケール(音階)を練習する。この音階練習は人によってはとても退屈な時間です(笑)ですが、非常に大事です。モーツァルトソナタK545もスケールの連続ですし、あらゆる有名な曲は音階がふんだんに使われています。まずは「ドレミファソ」5音に指を一つずつ乗せて、「ド」「レ」「ミ」「ファ」「ソ」と弾いてみましょう。この時、「ド」は、左手の小指、右手の親指です。「ソ」は、左手の親指、右手の小指です。こうして同じ音を、中指(ミの音)を除いて、違う指で引きます。「ドレミファソ」と上がったら「ソファミレド」と下りてみましょう。

5音に慣れてきたら、「ドレミファソラシド」と1オクターブ上がってみましょう。これには「指くぐり」というテクニックが必要です。

コントラリーモーションで5音

左右同じ音を弾くことを「ユニゾン」と言いますが、ユニゾンで5音弾けたら、次はコントラリーモーション (左右、逆方向で進む)で弾いてみましょう。右手が「ドレミファソ」の時、左手は「ソファミレド」です。中央から外へ開いていく感じです。逆もやってみます。右手が「ソファミレド」、左手が「ドレミファソ」です。1オクターブでのコントラリーモーション もできるようでしたらやってみましょう。コントラリーモーション の場合、指くぐりのタイミングが一緒なので、人によってはスケールよりこっちの方が弾きやすいということもあるかもしれません。

ボリュームに気をつける

片手練習でも両手で合わせた時でも、気をつけて欲しいのは「音の大きさ」です。特に「薬指」は弱いのでしっかりした音を出しにくいです。どの音も同じ大きさで弾けているか、よく耳で聞いてみましょう。両手になった時に、極端に小さな音はないか注意してみてください。

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