1台のピアノを2人で弾く「連弾(れんだん)」その魅力は?

1台のピアノを2人で弾く「連弾(れんだん)」その魅力は?

兄弟姉妹や親子、友達同士でピアノを習っている方々は、2人以上で同時に演奏することができますね。1台のピアノを使って2人以上で同時に演奏することを連弾(れんだん)といいます。今回は、連弾とは何か、またその魅力などについて見ていきましょう。

ピアノ連弾用語あれこれ

連弾3

ピアノに向かって右側に座り、高音部の担当をする人をイタリア語でプリーモ (primo)、ピアノに向かって左側に座り、低音部の担当をする人をセコンダ(seconda)といいます。プリーモが主にメロディを演奏し、セコンダが主に伴奏をすることが多いようです。

また、2人で演奏する場合は、手が4本なので「4手連弾(よんしゅれんだん)」、3人で演奏する場合は、手が6本なので「6手連弾(ろくしゅれんだん)」といいます。

さらには、連弾のことをアンサンブル(ensemble)やデュエット、デュオということもあります。

ピアノ連弾曲の例

連弾2

クラシックピアノ連弾曲の例を挙げていきます。ここに挙げたのはたくさんある連弾曲の一例ですが、いずれもピアノの発表会でも使えるような名曲ばかりですので、参考にしてみてくださいね。

  • 「ハンガリー舞曲」ブラームス(特に第5番が有名)
  • 「くるみ割り人形」チャイコフスキー(「行進曲」「花のワルツ」が特に有名)
  • 「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」モーツァルト
  • 「組曲『惑星』より木星」ホルスト
  • 「亡き王女のためのパヴァーヌ」ラヴェル

6手になってくると、ぐっとその曲数は減ってしまうのですが、例えば「6手のための3つの小品」ラフマニノフなどがあります。

ピアノ連弾の魅力とは?

連弾1

連弾の良さは、一人で弾いているのとは違い、テンポを相手に合わせたり、音量(ボリューム)のメリハリをつける力が養われることです。相手の音をよく聞いて、自分の音で相手の音が聞こえないということがないように伴奏で引き立てたり、呼吸をそろえてタイミングよく演奏したりすることが要求されます。

また、相手から「テンポが安定しない」「低音が響きすぎる」など、普段自分では気づかないことを教えてもらうことができるかもしれません。または、そのようなマイナスポイントについて気づいていなかったことを自分で気づくきっかけを得られるかもしれません。

まとめ

ある程度ピアノが弾けるようになって自信がついてきたら、ぜひ連弾をレッスンに取り入れてみましょう。ご家族や友人にピアノを弾く人がいない場合は、先生に連弾をお願いしてもいいですね。新たな技術力の向上につながるかもしれませんよ。

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