

ピアノレッスンでお子さんが泣いてしまうのはなぜ?
就学前の小さいお子さんから、小学校高学年のお子さんにいたるまで、涙腺がもろくすぐに泣いてしまう子がいるものです。涙腺がもろいわけではなくても、別の理由から、泣いてしまってピアノレッスンが中断してしまうこともあります。子どもたちは、どのような理由で泣いてしまうのでしょうか?自分でもわからないのかもしれません。考えられる理由をまとめてみました。
普段から涙もろい
感情のコントロールが難しく、大人に成長する過程で情緒不安定を経験するお子さんは一定数いるものです。きっかけは「そんなこと?」と大人が思う些細なものであっても、すぐに泣いてしまうタイプです。このような子が厳しいタイプの先生に当たってしまうと、泣きっぱなしでレッスンどころではありません。愛情から発した言葉であっても、言い方が少しきつかった、表現が少しきつかったというだけで涙がこらえきれません。できることならば、優しい先生にみてもらうなども考えた方がいいのかもしれません。
できないのが悔しい、恥ずかしい
自分では演奏できるはずだと強く確信しているのにもかかわらず、うまく演奏できなかったのが悔しいタイプの子もいます。演奏できる自分のイメージと現状が離れているので、その落差に愕然としてこんなはずではないと泣いてしまうのです。弾けないだけでも悔しいのに、先生に指摘されてさらに恥ずかしく、涙があふれてしまう…。ただ、このような子は伸びやすいタイプでもあります。悔しさをバネにして練習を重ねることで、きっと上達していくことでしょう。
先生が怖い
普段はちょっとしたことでは泣かないような子が泣くようでしたら、もしかしたら先生が怖いのかもしれません。ただ、誰を担当しても泣かれてしまうような先生ならともかく、特定の子だけ泣いてしまうようでしたら、相性の問題もあるかもしれません。例えば、どんなに優しくても大人の男の先生は怖いと苦手意識を感じてしまう女の子などがその一例です。そのような場合は無理をせず、他の先生にみてもらってもいいかもしれませんね。
疲れた
小さなお子さんで、お出かけに連れて行って疲れたから泣いてしまう子がいますね。レッスンでも同じで、座ってずっと同じ姿勢で鍵盤に向かっていると疲れて泣いてしまう子がいます。休憩しながらレッスンを続ける方法もありますが、まだピアノを始めるのに適した年齢に達していなかったのかもしれませんね。
まとめ
泣いてしまう子でも、レッスン中に手が止まらないのであれば立派です。泣くほどにピアノが大好きなのでしょうね。また、みてもらう先生が変わるだけで劇的に上達する子もいたりしますので、先生との相性も大切ですよ。うまく自分の気持ちを表現できず、なぜ泣いているのかわからない子の気持ちを察してあげられるようになるといいですね。