音楽が生まれた場所は?【現代に繋がる歴史をかんたんに解説!】
今回は「音楽の起源・歴史」をわかりやすく解説していきます。
今では洋楽・邦楽・ジャズ・ボサノバなどあらゆる音楽のジャンルがあります。
ですがそんな音楽たちの起源となった頃はいつなのでしょうか。また、どのような形で音楽が発展し、現代の音楽にまでつながったのでしょうか。
音楽の誕生から、現代の音楽までの歴史を解説していきます。
音楽の起源はいつ?
音楽というものは、何がきっかけで始まったのでしょうか。
色々想像できるのは
・小鳥や動物の鳴き声を真似した事から始まった
・言葉の強弱から生まれた
・歩いたり、石器を作る際のリズムから始まった
・遠くに知らせるための、音が出る楽器から始まった
・雨乞いの際に生まれた
などが考えられてきました。
メソポタミア文明
世界の数少ない資料の中から、音楽はメソポタミア文明で生まれたと言われています。
遺跡を発掘した際に、ハープやリラ、笛や太鼓などを演奏している人が描かれたレリーフが見つかったそうです。
残念ながら、楽譜などが残っていないので、その頃にどんな音楽を奏でていたことはわかっていません。
古代エジプト
すでに紀元前3000年頃に、儀式や祭りで音楽を奏でていたと記録されています。
ピラミッドの遺跡からも、ハープやリラ、クラリネットなどの楽器が発見されており、壁画にも楽器を演奏しているような絵が刻まれていたそうです。
また、象形文字でも楽器のような文字が残されています。
そのため、楽譜のようなものを使って音楽を奏でていたのかもしれませんね。
古代ギリシャ
紀元前1000年頃に、西洋文明発祥の地ギリシャですでに音楽が盛んに行われていた記録が残っていたようです。
その当時に行われていた教育にも、哲学・文学・体育と共に音楽も加えられていたそう。
同時期に、音楽の研究が盛んに行われ、音階・リズムの種類に名前が付けられるようになりました。
ギリシャ演劇ではのちにオペラのきっかけになる合唱隊が生まれました。
中世ルネッサンス期
5世紀から15世紀中頃の1000年間には、キリスト教会を中心に音楽が盛んに行われ、発達していきました。
キリスト教会では、神に祈る際や神を褒め称える際に歌を歌っていたそうです。
6世紀の終わり頃、ローマ教皇のグレゴリウス1世によって各地の聖歌を集め、音楽のあり方を統一しました。
これが、現代の音楽の教科書にも載っているグレゴリオ聖歌です。
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17世紀から18世紀の「バロック音楽」について解説していきます。