フルートにはいろんな種類がある!?それぞれの特徴を知っておこう!
「フルート」と聞くと銀色の横笛を思い浮かべる方が多いかと思いますが、実はフルートの中にもいろいろと種類があるんです。大きさや材質の違いで、出る音もかなり違ってきます。それぞれの違いや特徴を知ることで、よりフルートに興味を持っていただければ幸いです。
フルートの種類
フルートを含め、管楽器は一般的に楽器のサイズが小さいほど高い音が出ます。今回は、フルートの種類をサイズの小さい順に紹介していきます。
・ピッコロ
フルートの種類の中でも、特に小さく高い音を出せるのがピッコロです。イタリア語の「小さい」(piccolo)が名前の由来になっています。吹奏楽ではフルートパートの1人が担当したり、フルートと持ちかえて演奏したりします。曲の中で小鳥のさえずりを表現する際に使われることが多いです。フルートは銀製が一般的ですが、ピッコロは高く鋭い音色になりがちなので、木製のものがよく使われています。
・ソプラノフルート
一般的に使われているフルートよりも、少し高い音が出るのがソプラノフルートです。ソプラノフルートを使った曲が少ないので、ソロ演奏以外ではあまり使われることがありません。
・コンサートフルート
一般的に「フルート」と言うときは、コンサートフルートのことを指します。多くの人が想像するフルートは、このコンサートフルートでしょう。さまざまな曲を演奏することができるので、初心者の方にはコンサートフルートをおすすめします。
・アルトフルート
コンサートフルートよりも、少しサイズが大きく低めの音が出るのがアルトフルートです。頭部管がU字型になっているものもあります。
・バスフルート
アルトフルートよりも、さらにサイズが大きく低い音を出すことができるのがバスフルートです。重いので構えるのが少し難しい楽器です。フルートアンサンブルなどで使われることが多いです。
・コントラバスフルート
数字の4のような形が特徴で、フルートの中でも特に低い音が出るのがコントラバスフルートです。重さは4㎏ほどもあります。あまり目にする機会がないかもしれませんが、アンサンブルなどで使われることがあります。
まとめ
今回は、フルートの種類を6つ紹介しました。フルートといえば細長くて高い音が出る楽器というイメージですが、種類によってはとても大きく低い音が出るものもあります。フルートアンサンブルの演奏を聞くとそれぞれの特徴がよく分かると思いますので、ぜひ聞いてみてくださいね。