ピッコロとフルートはどっちが難しい?ピッコロの魅力
オーケストラなどで登場する、フルートより小さくて高音の出るピッコロ(Piccolo、イタリア語で「小さい」
という意味)という楽器があります。音域は、フルートより1オクターブ高く、オーケストラの最高音域を
担当しています。ピッコロの音色はオーケストラでもひときわ目立ちますので、吹きこなせたら格好良いですが、
フルートより難しいのでしょうか。オーケストラ全体を引き立てられるよう、美しく張りのある音色を出すためには、
どんなことに気を付けたらよいのでしょうか。
フルートとピッコロの違い
見た目はフルートより小型
長さはフルートの約半分、35センチくらいです。頭部管と胴部管のみで構成されます。管はフルートより
細いため、吹き込める息の量もフルートより少ないです。フルートと同じ感覚で吹いていると息が余りますので、
一旦吐き切ってから吸うなどの工夫がいるようです。息が多すぎると、吹き過ぎで音が割れてしまう
こともあります。吹くときの口の穴(息の通り道=アパチュア)は、フルートより細い息を出すため、小さくします。
音色はフルートより高く鋭い
音色の特徴としては、小鳥のように可愛らしい音色が特徴的です。高音域では突き刺さるような
鋭い音が出ます。オーケストラの中では、フルートの高音域も明るくキラキラとした音色が
目立って聞こえてきますが、ピッコロは更に1オクターブ高いので、ピッコロの高音域となると、
よりはっきりと鋭くキラキラした音色が抜けて聞こえます。
掃除の頻度はフルートより多め
楽器が小さいだけに、楽器の状態が演奏に出やすいようです。こまめに水滴をとるなど
フルート以上に気遣いが必要です。
構え方
フルートと同様に、上体の力を抜いて構えます。ひじを締めすぎないようにして、楽器が
下がらないようにします。楽器が下がると猫背になり、ひじも締まってしまいます。キィを
押さえるときは、強くしすぎるとコルクがつぶれやすくなるので強すぎないように気を付けます。
材質
フルートの管体は洋銀、銀、金など金属製が主ですが、ピッコロは木製や金属、樹脂など
様々な材質で作られているようです。ピッコロでは、金属製の場合音色が鋭すぎることがあるようで、
頭部管のみ金属製として胴部管は木材や合成樹脂を使用したり、頭部管・胴部管ともに木材や
合成樹脂を使用するものもあるようです。この材質の違いにより、音色も変わってくるようです。
木製は、柔らかな音色と豊かな響きが特徴で、特にグラナディラという木材が多く使われています。
グラナディラは非常に硬い木で、音色や温度・湿度の変化が少ないなどの特徴があるようです。
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