フルートで綺麗なヴィブラートをかけたい!練習方法は?
フルートの演奏で、ヴィブラート(ビブラート)がかかっていると、美しく格好良く聴こえます。CDなどで聴くプロのフルートのヴィブラートは綺麗ですが、自分で吹くと思うような音が出せず、愕然とすることがあります。思い描いていた理想のヴィブラートを奏でたい、しかし実際、綺麗なヴィブラートをかけようとすると、難しい、しっくりこないとなった経験はありますか?そこで、どうやって綺麗なヴィブラートをかけるのか、正しいかけ方・練習方法を調べてみました。
ヴィブラート(ビブラート)とは?
音を揺らす奏法のことです。楽器によってヴィブラートのかけ方が異なります。例えば、管楽器の中でもフルートやオーボエは腹筋を振動させてかけるといわれています。その他、サックスは顎の動きでかけ、トロンボーンは手をスライドさせることや喉でかけるなど、楽器によってかけ方はさまざまです。クラリネットなど、基本的にかけない楽器もあります。
なぜ難しいのか
まず、正しい腹式呼吸を使うことは、練習が必要です。習得するまで頑張ります。正しい複式呼吸を使わず、喉でビブラートをかけると、「ちりめんビブラート」と言われている響きのないヴィブラートになってしまったりお腹をゆらしているだけの不自然なヴィブラートになってしまいます。
筆者は、ヴィブラートが遅いのが悩みでした。ヴィブラートとは、お腹でかけるべきだと思っていて、はやいヴィブラートをかけようとすると、とてもお腹が疲れて、ヴィブラートが続かなかったのです。それでもお腹からかける練習を続けましたが、はやいヴィブラート練習をすると、やはりすぐにばててしまい、もう少し、はやさをコントロールしてかけ続けることが出来るようになりたいと思っていました。
※腹式呼吸とは
鼻からゆっくり息を吸い込みます。このとき、おへその下に空気を溜めていくイメージでお腹をふくらませます。つぎにお腹をへこましながら、口からゆっくり息を吐き出します。このように、息をすう時におなかがふくらみ、息を出す時にへこむ状態が、腹式呼吸です。
フルートのヴィブラートは身体のどこでかけている?①
フルートのヴィブラートは腹筋を振動させると書きましたが、もう少し細かくインターネットで調べたところ、かけ方は3種類ほどあるようです。
- 胸部からお腹でかける
- 喉でかける
- 喉・胸・お腹の混合でかける
文字で書くのは簡単ですが、実際に技術を習得するのは難しそうです。
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