フルートで綺麗なヴィブラートをかけたい!練習方法は?
フルートのヴィブラートは身体のどこでかけている?②
ヴィブラートの方法には何種類か方法があって、喉・胸で行う方法と、お腹で行う方法があると書きました。お腹、胸、喉、とかける場所は複数ありましたが、喉でビブラートをかけるにしても、お腹の使い方は、大切なようです。
正しい複式呼吸を覚えて、お腹の振動を喉の方にも移していき、綺麗なヴィブラートを響かせるというやり方です。身体のどこでかけるのかを頭にいれて、つぎは練習方法です。
練習方法
フルートのヴィブラートは、音量の増減によってつくられます。音をのばすときに、息の量や、速さを変化させて、その音量を揺らします。息の量や速度を変えることす。それに伴い、ピッチが変化します。ヴィブラートのスピードは一定に保つようにするようです。
- ノンヴィブラート(ヴィブラートがかかっていない)の音をまっすぐ伸ばす。大きさはmf(メゾフォルテ)=少し強く
- 次に、アンブシュア(吹くときの唇の形)を変えずに小さい音を伸ばす。大きさはp(ピアノ)=弱く
このとき、小さい音を出すとピッチが下がります。 - メトロノームをセットして、mf p mf pの変化をメトロノームにあわせて繰り返す
この練習時に気を付けること
- 音が震えないこと
- 音量の変化が徐々ではなく、すぐおこること
- 音量の大きい山の頂上からスタートすること
慣れてきたら、スピードを変化させていきます。メトロノームを使って練習します。
気を付けること
スピードは一定に保てるように
ヴィブラートのスピードは一定に保ちます。大きさの差は、山と谷の高低差でつけます。ヴィブラートをかけている間、横隔膜や腹筋は、一定の張りを保ちます。ヴィブラートに合わせて動かないことが大切です。また、ヴィブラートが不規則だと、聞いていて美しくない場合があります。
アクセントの連続にならないように
アクセントを加えてヴィブラートをかけると、音量が大きい山の部分が短く鋭くなりがちです。しゃっくりのように、聞こえてしまいます。
日頃の練習で意識する
ヴィブラートでロングトーン練習を行います。基礎練習で意識したいのは、常に良い音を出すということです。ヴィブラートもかけながら、美しく良い音を目指して、メトロノームに合わせて長くのばします。音楽を感じることが大切なようです。
まとめ
憧れの綺麗なヴィブラートに近づきたい、参考にしている奏者に近づきたいと思って練習をしていけば美しいヴィブラートで吹ける日がきっとくると思います。ヴィブラートは「歌わせるための要素」と、憧れているフルート奏者の書籍で読んだことがあります。表現の幅を広げてくれるので、綺麗にかけられるようになりたいですね!