室内楽とアンアンブル。違いは?良さは?フルートの場合

室内楽とアンアンブル。違いは?良さは?フルートの場合

室内楽やアンサンブルという言葉を、普段何気なく使っていますが、明確な違いをご存じでしょうか。自分が演奏グループに参加するとき、一緒に演奏するメンバーはどんな楽器を使うか、自分は何人くらいで演奏したいかなど、希望の編成をイメージしておくと、楽しく演奏活動が続けられるかと思います。どういう規模や編成だと自分が楽しく吹けるを考えておくことによって、参加するサークルやバンドを選ぶときの目安になるかもしれません。ここは10人くらいまでの少人数による重奏や合奏の種類である「アンサンブル」や「室内楽」の違いについて考えてみようと思います。また、比較的人数の集まっている吹奏楽団に所属している方でも、少人数のアンサンブルやバンドで演奏活動をすると、雰囲気などの違いを楽しめるかと思います。また、とても良い勉強にもなりそうです。

室内楽とはどういう意味だろう?

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室内楽とアンサンブルの違いは以下のようです。今までは言葉の意味をきちんと考えずに使っていました。その他の形態についても大まかに定義を調べてみました。

ソロ(独奏)

1人での演奏です。

アンサンブル(フランス語で「一緒に」という意味)

2人以上の、同時演奏です。ざっくりしていて、少し難しいですね。編成が何人であったとしても「アンサンブル」というようですが大人数のオーケストラより、もっと小規模な演奏団体を指すようです。編成人数のみが基準なので楽器がかぶっても構いませんし、歌う人がいる場合もあります。

 

アンサンブルには「重奏」と「合奏」とがあります。「重奏」は各パートが1人ずつの構成 「合奏」は複数人が演奏するなかで2人以上が同じパートの場合です。

室内楽

現在では「各楽器が1人ずつの独奏(ソロ)楽器で編成される小規模編成の音楽」の意味で使われています。演奏人数は2~9人ほどで、各楽器が対等な関係にあることが室内楽曲の特徴のようです。アンサンブルというジャンルに室内楽が含まれています

 

室内楽にはいくつかの定型的な編成があり、使う楽器や奏者の数、主な楽器の種類に応じて「弦楽4重奏」「ピアノ3重奏」「木管5重奏」などと呼ばれます。奏者の数によって2重奏から区分され、2重奏(デュオ)・3重奏(トリオ)・4重奏(カルテット)と人数に応じた呼び名があります。例えばピアノ三重奏とは、ピアノを含んだ3人編成(普通はピアノ・バイオリン・チェロの編成)です。余談ですが、筆者は重奏とは「複数の全て同じ種類の楽器で演奏する」ものかと思っていました。2つ以上の楽器による演奏なので、異なる楽器でもよいのですね。

吹奏楽

管楽器と打楽器で編成されます。オーケストラとの大きな違いは、コントラバス以外の弦楽器がないことです。管楽器の本数も増えます。

オーケストラ(管弦楽団)

規定の楽器編成を満たした大人数(50人から100人前後)の演奏団体です。弦楽器、管楽器、打楽器で編成され、管弦楽曲を演奏します。

→次のページでは「フルートでアンサンブルを楽しもう!」をみていきます。

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