レコーディングはMTRを使う?PCを使う?
バンドレコーディングを皆さんはどうやって行っていますか?
今やDAWが普及し、パソコンでのバンドレコーディングも行えます。
また、以前からのやり方としてMTRを使うこともできます。
パソコンとMTRはどちらを使った方がやりやすいのか疑問に思う方もいると思います。
ですので、今回はそれぞれのメリットとデメリットを見ていきます。
MTRを使ったレコーディング
MTRのメリット
boss BR 1200
パソコンに比べて、MTRは安定して使えることがまず挙げられます。故障しない限り、途中で曲が止まったりすることがないです。
また、低予算で導入することができ、電池駆動もします。
そして、操作方法がわかりやすいので、テープレコーダーのように使うこともできるMTRもあります。
MTRのデメリット
曲を任意の場所からスタートさせることはできますが、そこを選ぶ方法が時間指定であることが多く、パッと見て任意の場所を指定できません。それなので、この部分だけやり直したいと思った時に不便です。
入力レベルがオーバーしないようにするのもレコーディングでは大切ですが、そのレベルの調整も少し難しくなっています。事前にチェックしても、それがどれくらいのレベルなのかが分かりづらいのです。
物によってはクリックが聞こえづらいものもあるので、ドラムのレコーディングをする時は、クリックが良く聞こえるものを選ぶようにしてください。
パソコンを使ったレコーディング
パソコンのメリット
https://japan.steinberg.net/jp/products/cubase/cubase_pro.html より
レコーディングを視覚で確認しながらできる点が大きなメリットです。入力レベルのチェックもメーターが振れるかどうかですし、曲の任意の場所を選択するのも簡単です。
ミュートやソロもクリック一つで行えます。
良いオーディオインターフェースを使えば音質も良く、より曲の完成に近い形を確認できます。
パソコンのデメリット
パソコンは性能に依存します。性能の良いパソコンを持っていればよいですが、その分価格も高くなり、手頃とは言えません。
また、オーディオインターフェースも必要となり、スタジオでレコーディングする場合、荷物が多くなります。
そして、レイテンシも気になります。パソコンに録音するためにオーディオインターフェースを通すのですが、レイテンシとは、そのために生じてしまう音の遅れのことです。
パソコンの性能とオーディオインターフェースの性能によってレイテンシの大きさは変わりますが、少なからず生じてしまうものです。
DAWが使えれば、操作は難しくないと思いますが、初心者ですとパソコンでのレコーディングは難しくなってしまいます。
まとめ
操作性や価格などを考えれば、MTRが良いと思いますが、DAWを使うことができて予算に余裕があればパソコンを使う方がやりやすいかと思います。
どちらもメリット、デメリットがあるので、自分に合った方を選ぶと良いと思います。
両方の良いところを取ってレコーディングするのも良いですね。