

音楽にはすごい力がある!~音楽療法について~
「音楽療法」という言葉、聞いたことがあるでしょうか?音楽療法とは、音楽を活用して心や身体の健康を維持したり回復させたりする健康法です。音楽を聞いて気持ちが癒されたり、歌を歌ってストレス発散したりする方も多いと思います。しかし、音楽は心だけでなく身体の健康にも効果的であると言われています。今回は、そんな音楽のすごい力を活用した音楽療法について紹介していきます!
1.音楽療法とは
音楽療法とは、音楽を聞いたり演奏したりすることによって、健康の維持・生活の質の向上・障害の回復などを図るものです。高齢者や障害のある方が対象だと思われがちですが、子どもから大人まで、どんな人でも音楽療法の対象になります。高齢者施設や学校などで音楽療法を行う「音楽療法士」という職業もあります。音楽の効果は古くから知られていて、第二次世界大戦時に米国の傷病兵に音楽を聞かせたところ、兵士の治癒が早まったのだそうです。怪我や病気の回復にも効果があるなんて驚きですね…!
2.音楽療法の効果
・身体の健康維持・向上
楽しい音楽を聞いていると、思わず身体を揺らしたり手拍子をしたりしたくなりますよね。ランニングや筋トレのときに好きな曲を聞くと、モチベーションが上がる!という方も多いと思います。障害や怪我などが理由で身体を動かすのが難しかったり苦手だったりする方でも、音楽があると身体が動きやすくなります。音楽を聞きながら身体を動かしたり、楽器を演奏したりすることで、身体の健康につながるんですね。
・精神的な安定
「落ち着いた音楽を聞くと寝付きやすい」「カフェの音楽を聞くと集中できる」「アップテンポの曲を歌ってテンションが上がった」といった経験はありませんか?音楽を聞く・歌う・演奏することで、精神的にも良い影響があります。感情が乏しい方でも音楽があると自然と笑顔になったり、話すのが難しい方でも音楽を通して他の人とコミュニケーションをとれたりすることもあるそうです。
・脳の働きをよくする
両手両足を同時に動かしたり、歌いながら楽器を鳴らしたり…。楽器の演奏って、けっこう頭を使いますよね。音楽には脳の働きをよくする効果もあります。高齢者や認知症の方を対象に、「昔の歌を思い出す」「曲を聞いて情景を思い浮かべる」といったプログラムを行うこともあるそうです。
まとめ
今回は、音楽療法について紹介しました。音楽は楽しいだけでなく、さまざまな効果が期待できますね。心や身体に不調があるときは、音楽を活用してみてはいかがでしょうか?