持続可能な開発目標SDGs!音楽はどの目標に関係がある?

持続可能な開発目標SDGs!音楽はどの目標に関係がある?

「持続可能な開発目標」SDGsをご存じでしょうか。気候変動が起こり、食料が不足し、不平等なこの地球で暮らし続けられるために、2030年までに達成すべき目標として国連総会で採択されたのがSDGsです。例えば、貧困をなくそう、飢餓をゼロに、などの目標が全部で17個あります。音楽は、この中のどの目標に関わっているのでしょうか?

すべての人に健康と福祉を

合唱団

音楽を聞くことによって心が安らいだり、前向きな気分になったりした経験がある人も多いでしょう。SDGsの中の目標のひとつ、「すべての人に健康と福祉を」は、音楽と関わっている目標です。音楽療法という言葉があるように、実際に福祉施設などで音楽を聞いたり、歌ったりするプログラムもよく行われています。歌うことは、人を元気にします。特にカラオケなどは、高齢の方が健康のために始めるというケースも多いですね。カラオケで歌うには周りの人に迷惑にならないような空間を用意することが必要になりますから、防音施設を用意して人々に提供することも、立派なSDGsの目標達成のための取り組みということになるでしょう。この目標に関係がありそうなのは、高齢者施設や音楽教室、公民館などで開かれる市民講座、カラオケボックスなどでしょう。

質の高い教育をみんなに

オーケストラ

コンサートなどで良質な音楽を聞きたくても、聞けないという環境の人も世界にはたくさんいます。ほかにも、指導者がいなかったり、設備が整っていないのでなかなか演奏したくてもできないという人がいます。そこで、出張コンサートを行う団体や、楽器演奏のための環境を整える取り組みをしている企業などがあります。楽団がさまざまな施設を慰問したり、オンラインコンサートを企画して遠い場所にいる子どもたちと一緒に演奏したりする取り組みが「質の高い教育をみんなに」の目標を達成するための事例として挙げられます。ほかにも、使わなくなった楽器を寄付して途上国に贈る取り組みや、音楽を指導できる講師の育成プロジェクトなどがあります。この目標に関係がありそうなのは、楽団、オンラインコンサートを開くためのIT技術を持つ企業、使わなくなった楽器を取り扱うリサイクルショップ、音楽指導のノウハウを持つ学校などでしょう。

まとめ

音楽活動の一部は、いくつかのSDGsの目標と関連があり、よりよい未来に貢献することができます。一人でも多くの人が、音楽を通じて幸せになれるといいですね。

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