すべての基礎!ハーフポジションを覚えよう。
さて、今回からポジションを解説していきます。ポジションは全部で12パターンあるとお話ししましたが、1つ1つのポジションをマスターしていく上で大切なことは「知識と身体で覚える」ことです。
ポジションは、ハーフポジションからはじまり第7ポジションまで(全12パターン)進んでいきます。 このハーフポジションで覚えた左手の形(フォーム)をベースに音と音の間隔を覚えていきましょう。
Pinterestより
ハーフポジションとは?
親指と中指を向かい合うようにして、キツネの手遊びをした形を作ってみましょう。
各弦の音(コントラバス運指表参照)
- G線(ソ♯ーラーシ♭)
- D線(ミ♭ーミーファ)
- A線(シ♭ーシード)
- E線(ファーファ♯ーソ)
過去にも左手の形の解説をしているのでこちらも参考にしてください。
ポジションを覚えるメリット
ハーフポジションは音の間隔も広く、指を広げて太い弦を押さえていくのではじめはとても大変です。正確なフォームを覚えることは楽ではありませんが良いことづくしです。
・正確な音程をとることができる
・早い動きにも対応できる
・初見に強くなる
他にも、例えば同じ音でも4本ある弦のどの弦を使うかによって音色も変わってくるの表現力の向上にも繋がります。自分のテクニックが上がれば上がるほど良いことが増えていくのでコツコツ頑張りましょう。
ポジションを覚えなくても弾けるの?
答えは、Yes。弾けます。でもそれはある程度のレベルまで。
例えば全音符や二分音符が続く曲なら左手をぎゅっと握って音を出せば音程もなんとなく取れて音も出ます。しかし、クラシックの楽譜、コンクールの課題曲、自由曲等はたくさんの種類の音符が出てきて、中には早い動きや相当練習しないと弾けないような箇所も出てくると思います。
そういった場面に直面した際に。ただ左手をギュッと握って押さえただけでは対応ができなくなってしまいます。その際に、ポジションの形を作って弾こうとしてもこれまでついてしまった癖が中々とれないと難しくなってしまいます。ですので、はじめは大変ですが、1つ1つのポジションを確実に覚えて自身の演奏技術の向上に努めていきましょう。弾けるようになってくると、楽器を弾く楽しさも増してきます!
まとめ
ハーフポジションの形(フォーム)上手くできましたか?上手くできた人、素晴らしいです!これからポジションを1つ1つ覚えていっていきましょう。正確な音程、良い音で周りを支えてください。
上手くできなかった人、大丈夫です。はじめは誰もが大変です。日々の積み重ねで必ずできるようになります。そして最後に、少しでも疲労や痛みを感じた時は無理をしないでください。
大切なのは、自分のペースでコツコツと日々積み重ねていくことです。