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日頃の手入れを忘れずに、コントラバスのお手入れ大公開

今回はコントラバスを演奏するにあたり持っておきたい小物やお手入れの方法を解説します。中でも学校備品としてずっと演奏されてきているコントラバスの状態はこのお手入れ状態によって大きく差が出てしまいます。これまで大切に弾いてきた先輩や、これからこのが楽器を弾くであろう後輩のためにも、楽器のお手入れはしっかりとしていきましょう。

演奏に必要な小物

松ヤニ

弦楽器を演奏する上で必要不可欠なものが松ヤニです。馬のしっぽでできている弓の毛はつるつるしててそのままでは音が出ません。そこに松ヤニを塗り弓の毛が弦を擦ったときに摩擦が生まれ音が出ます。コントラバスの松ヤニは他の弦楽器と比べ粘り気が強く柔らかくなっているのが特長です。

 

チューナー

弦楽器の音程を合わせる際にあると便利なグッズです。音程の高低差をメーターで教えてくれるので、はじめはチューナーを使って音を合わせていくと良いでしょう。本番前、練習前にサッとチューナーで合わせ舞台ではハーモニクスを使ったチューニング方法で合わせられるとなおよし。

 

鉛筆

楽譜に指示やボウイングを書き込む時、シャーペンやカラーペンを使用している学校を見かけますが、楽譜の書き込みは「柔らかい鉛筆」をおすすめします。特に、その楽譜を何度も使用する場合、書き込みを消して返却する場合なども4B以上の柔らかい鉛筆を使えば書き込みも消しやすく綺麗な状態で次の人に楽譜を渡すことができます。

 

 

演奏後にやっておきたいお手入れ

コントラバスを演奏した後は必ずタオルで楽器を拭きましょう。持っておくと良いタオルは2種類

楽器用タオル

楽器用のタオルは楽器についた松ヤニの粉や指板の手汗、手垢を拭き取ります。弓のスティックの部分を拭くのも忘れないでください。洗面所で使用するタオルで十分なので必ず用意しておきましょう。演奏後に拭くのを忘れてしまうと松ヤニの粉はとけて楽器にこびりついてしまい、指板は手汗や手垢で汚れてしまいます。

 

松ヤニ用タオル

松ヤニ用タオルは、弦についた松ヤニを拭き取ります。たまに、弦や指板の切れ目が真っ白になっている楽器を見かけますが松ヤニの粉がついてしまっている状態です。演奏後は、必ず松脂用のタオルで弦についた松ヤニを拭き取ってあげてください。

 

まとめ

弦楽器は木でできたとてもデリケートな楽器です。ちょっとした気温や湿度の変化でも音程の狂いやひどい時には楽器の割れや側面の剥がれが発生してしまいます。夏は暑く冬は寒い学校の音楽準備室などに保管してある楽器は練習後にからなずケースにしまうなどまるべくそのまま置いておかないようにしましょう。特にコントラバスは寝かせて置いておくことが多いので視界に入らず足を引っ掛けてしまったりものを落として割れてしまったという事故も発生してしまいます。楽器が大きいゆえに扱いも大変ですが、日頃のお手入れ、演奏後の片付けにも気を使い楽器を大切にしてください。きっと、そうした心遣いを楽器は良い音で返してくれるでしょう。

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