トランペットの吹き方

トランペットの吹き方『楽に音が出る5つのポイント』

皆さん、こんにちは。今日もトランペット生活を楽しんでいますか?体のあらゆる部分が力みすぎると唇も早くバテて音も響きにくくなります。かと言って脱力しすぎもNGですが、トランペットはポイントを押さえれば楽に音が出る楽器です。部活やバンドで吹いている人も初心者の人も、一緒にポイントを確認して行きましょう。

唇の振動は息を吐くから起こる

自然な呼吸

唇だけ振動させようとしたり腹筋を固めると息が前に出ません。息が出るついでに振動が起こるのだと考えましょう。まず肩をリラックさせたまま楽器を構え、肺の隅々まで息が補充されるように吸い上げます。吐くのと同時に両口角を少し緊張させ、「ぷ」の発音で吐きます。すると上下の歯と歯の間から息が放出されて振動が起こリ、音が出ます。

呼吸のタイミング

リズミカルに「さん、はい、ぷー」のタイミングで呼吸します。「さん、」で構え、「はい、」で吸い、「ぷー」で吐きます。上の項目にも書いてありますが、両口角を緊張させるのを忘れないでくださいね。頭の中に指揮者がいると思って、始めは10回に1回音が当たれば良いくらいに思って気楽にやりましょう。吸った時に頭を揺らすと唇とマウスピースの接点がずれるので注意してくださいね。

 

腹式、胸式、呼吸はどちらが良いの?

結果的に腹式と胸式の混合がベストです。なぜなら、どちらか一方のみ意識してしまうとお腹に力が入り不自然な呼吸になってしまうからです。息を吸うと横隔膜が下がってお腹の内側が支えられたような感覚になるのが自然です。息を吐くと横隔膜は上がり元の位置に戻ります。わからない時は仰向けに寝転がり、膝を立てて呼吸してみとると良いですよ。

複式胸式混合

 自然な呼吸を促す姿勢

楽器を吹くときの良い姿勢

背中の反らせ過ぎや猫背になっていないか鏡の前で確認しましょう。横から見て耳と肩のラインが縦に揃っていればOKです。足は肩幅に開き、がに股でも内股でもなく真っ直ぐ揃えます。座り姿勢の時は立ち姿勢の上半身をキープします。椅子に無理に浅く座る必要はありませんが、足の裏はきちんと床に付けましょう。

 

音の高低は舌を使って変える

音の高低について

高音を出す時に唇を真横に引くと単独では出やすいですが、曲の跳躍で唇の形を音の高さ毎に変えて吹くことになり、スムーズな流れを妨げます。唇を閉じた状態で舌の位置を中低音は『オ~エ』、高音域に行くに従って『イ~ユ』と発音するように舌の位置を徐々に変化させて音の高さを変えます。鳴っている音をよく聞きながらやると更に効果的です。

まとめ

トランペットは腹筋に力を入れて鳴らすと思っている人が多いですが、実はそうでもありません。私も昔、部活の伝統で合奏前に腹筋50回を日課にしていました。そういう時代もありましたが、今は楽に自然な呼吸で吹く指導をしています。この5つのポイントは、唇の調子を崩した時にも効果があるのでぜひ役立ててください。もちろん普段の練習にも役立ちますよ。

この記事がお役に立ったら
いいね ! お願いします。

Twitter で
バンミュージックスクール音楽教室
20種類以上の豊富な学科から出張音楽レッスンや全国でオンライン音楽レッスンが受講できます。
たっぷり60分 体験レッスンご予約