ナルホド!腹式呼吸を理解しよう!〜その2〜
腹式呼吸セルフチェック
こんにちは。こちらは、『ナルホド!腹式呼吸を理解しよう!〜その1〜』(以後〜その1〜と略します。)の続編となります。こちらでは、実践的に横隔膜を使う方法を書いていきたいと思います♪
こちらの記事は、〜その1〜をご覧になってから見ることをオススメします!
横隔膜をどのように使えばいいのか!?
〜その1〜でもお話したように、横隔膜は肋骨の下の方に位置する筋肉です。
人間は呼吸をする時、無意識にこの横隔膜を使っています。呼吸を助ける筋肉が横隔膜なのです!
腹式呼吸は、お腹に息を貯めて吐くこと、という認識の方がおられるかと思います。
もちろん、その通りなのですが、息を吸った時にお腹が膨らんでいればオッケー!というわけではありません。
腹式呼吸は、息を吸う時に、すばやく・効率よく・たくさんの空気を吸うこと、吐く時に息のコントロールができること、が目的なのです!
これから、様々なチェック方法や練習方法をお伝えしていきますが、それがクリアできているかどうかではなく、すばやく・効率よく・たくさんの空気を吸えているか、また息のコントロールをして吐くことができているか、それをご自身の体と常に話し合いながら進めていっていください!
腹式呼吸を行うには、無意識に使っている横隔膜を、意識的に使う必要があります。
ここまでは、前回お伝えしました。
では、実際、どのように使うのでしょうか?
それでは、ご説明しましょう。
腹式呼吸を行うには、横隔膜をポンプのように使う必要があります!!
息を吸う時は横隔膜を下げて、体を膨らますように使います。
肺が膨らむ面積を横隔膜によって広げることで、よりたくさんの息を吸うことができます。
吐く時は、ポンプが水を押し出すように、横隔膜に力を入れて息を吐き出します。
横隔膜を上げることによって、空気が押し出されます。自分が息を吐こうとしなくても横隔膜を意識することで、自然と息が吐き出されます。
つまり、息の吸い吐きは、肺で行うものではなく、喉で行うものでもなく、
横隔膜、つまりお腹で行うのです!!!
腹式呼吸の「腹」は、横隔膜のことなのです!!!
いかがですか?腹式呼吸の原理はお分かり頂けたでしょか?
でも…頭では分かっても、体がついていかない…!
そんな方のために、腹式呼吸ができているのかチェックする方法をご紹介します。
ぜひやってみてください☆
私は出来てる!?腹式呼吸チェック☆
それでは、腹式呼吸が本当に出来ているのか、チェックしてみましょう!
今回は、2つチェック方法をお伝えします。
チェック1
-
- 自分で思う腹式呼吸で、いっぱいいっぱいまで息を吸ってください。
- 息を止め、お腹にぐっと力を入れてください
- お腹に力を入れたまま息を吐き出してください。
- お腹の力を一気に緩めてください。
どうでしたか?
③で息が全く出てこなければ、その腹式呼吸はそれで合っています♪
③で出たひとは、その出た息は胸式で吸った分の息です。
チェック2
あなたが思う腹式呼吸で息を吸ってみてください。
息を吸った時、どこが膨らみますか?
お腹が膨らむでしょうか?
お腹が膨らむのは、もちろん正解ですが、背中まで膨らんでいますか?
肺を最大限に膨らませることが効率の良い吸い方なので、お腹だけでなく、背中まで膨らむはずです!
また、お腹が膨らむと言っても、おヘソのあたりが膨らんでいる方、間違いです!
先ほども説明したように、横隔膜は肋骨下方にありますので、その横隔膜よりも下が膨らむということは、基本的にはありません。もちろん、筋肉を使うので、多少はおヘソのあたりも膨らみますが…。
肺に最大限に息を貯めることができていると必然的に背中まで膨らみます。背中に手を当てて、ぜひチェックしてみてください♪
まとめ
いかがでしたか?アナタはきちんと腹式呼吸をすることができていたでしょうか?? もし、「できてなかったかも…」という方!
この後に、更に〜その3〜を更新予定ですので、ご覧ください!具体的な練習方法をお伝えします☆
腹式呼吸の感覚は、最初は誰でも掴みにくいものです。ゆっくり、でも確実にコツを掴んでいきましょう!