クラリネットアンブシュア 必見!練習前に知っておくべき事③

クラリネットアンブシュア 必見!練習前に知っておくべき事③

前回、前々回に引き続き、クラリネットを練習する前に知っておくと良い予備知識を今回もご紹介します。

知っておくと楽器を吹きやすくなったり、音の質が良くなったりします。

初心者の方だけでなく、経験者の方も理解してから楽器を吹くと音が変わってくると思いますよ!

 

アンブシュアについて

アンブシュア(楽器を吹くときの口の形、機能)は音を出す道具である楽器と体が最初に出会うところです。例えば道具を使うスポーツ、野球のバット、ゴルフのクラブ、テニスのラケットの「グリップ」にあたります。とても大切なところですが、そこで道具を操ろうすると、道具は働いてくれません。

先ほど挙げた例の道具は遠心力がうまく働くように扱う必要があります。そのために素振りなどの練習が重要になります。この事をヒントにクラリネットを吹くときのアンブシュアについて考えてみます。

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息の流れ

以前もお話ししましたが、クラリネットの音を創り出すのは息の流れです。

アンブシュアは息の流れをマウスピースに合うものにして口の中で調整する事と、リードとマウスピースの距離を、リードが気流に反応して振動を起こしやすいように適切な位置にセットするものです。

その結果生まれるリードの振動は、管の中の気柱に振動を与えようとする息の流れを、明確に連続的に遮断するものでなければなりません。

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唇と歯

唇は、その柔らかな材質で振動するリードを受け入れながら制御する働きをするもの(ダンパー)としての役割を果たします。ですので、リードは必ず唇に接している必要があります。この唇のダンパーにはそれを支えるものが必要です。この役割を果たすのは「歯」で、唇と歯は一対のものとして形成されます。

また、ダンパーはそれぞれの音に対応した柔軟性(上下両方の唇を歯に巻きつける事によって、リードの対してとても柔軟な感触が得られる)で、もう一つはピアノのダンパー(止音装置)の、木の台にフェルトが張られている2重になった構造と、それに取り付けられたフェルトの高音域と低音域の質の違いです。

それはダンパー(唇)とそれを支えるもの(歯)いう2重構造と、音域によって変化するダンパーの質の違いを示唆しているという事なのです。

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まとめ

今回はクラリネットを吹くときのアンブシュアについてご説明しました。アンブシュアはクラリネットを吹くときに非常に重要な役割を果たしてくる部分になります。

たかがアンブシュアと思うかもしれませんが、アンブシュア一つで楽器の音は全く違うものになります。まずは、今日説明した事を頭に置いてクラリネットの練習をしてみてくださいね!

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