聴こえないって?クラリネット小さい音を遠くまで届けるコツ
p(ピアノ)でも遠くまで聴こえるにはてなかなか出せませんよね?しかし、プロの演奏会を聴きに行くと遠くまで小さな弱い音も届いています。
今回はp(ピアノ)でも遠くまで聴こえる音を奏でる方法についてご紹介しましょう。
はじめに
小さな弱い音を出すには、息のスピードを落とす必要があります。あまりにスピードの速い息を吹き込んでしまうと大きなきつい音が出てしまうのです。
では、具体的にはどんな風に息を出せば良いのでしょうか?
あったかい息
小さな弱い音を出すとき、イメージしていただきたいのが「寒い時に手を暖める息」です。はぁ〜っと手に暖かい息をかける時の息のスピードはゆっくりですが、それなりに息の量は出ていると思います。あったかい息を楽器の中に吹き込むイメージを持って吹いてみてください。
遠くまで聴こえる
小さな弱い音でも、客席の端まで届けたいですよね?聴こえなければ演奏していても意味がない、それが音楽というものです。 遠くまで聴こえるようにしたい時は、ステージから細いビームを客席の端っこに出すようなイメージを持ってください。息のスピードは先程の「あったかい息」のままです。
遠くにロウソクがあり、火がついているとします。そのロウソクの火を吹き消すようなイメージで吹きます。ロウソクの火を消す時は、普通は速い息で一瞬で消すと思います。しかし、この時は長い息で一点集中で吹き消すようなイメージを持ってください。
お腹の力の入れ方
小さな弱い音を出す時、一番力を入れて欲しいのはお腹です。喉や口には絶対に力を入れないで下さい。
お腹の力を入れると言っても、凹ます力を入れる訳ではありません。腹式呼吸は基本中の基本になります。
参考までにこちらの記事をご覧ください。→クラリネット息の使い方 必見!練習前に知っておくべき事②
ポイントはお腹に息を入れて、横隔膜を下に下げるイメージを持ってください。息がなくなっても、お腹は凹ませてはいけません。この、凹ませないために力を入れる必要があります。ゆっくりなスピードの息を吹き込みながら、お腹の力をキープするのはすごくツライです。普段から腹式呼吸を心がけて、お腹の力をキープする練習をするように心がけましょう。
まとめ
今回は小さな音でも遠くに音を届けるコツについてお話ししました。なかなかハイレベルな話にはなりますが、音が聴こえるようにするということは楽器をやっていく上で非常に重要になってきます。ご紹介したコツを頭において演奏してみると、少しずつ効果が出てくるかもしれません。是非、試したみてくださいね!