ジャズを演奏したい!音楽家ルイ・アームストロングとは?

ジャズを演奏したい!音楽家ルイ・アームストロングとは?

前回の「演奏してみたい「ジャズとブルース」歴史や違いを調べてみた」に続きまして、今回は20世紀初頭のジャズが生まれた頃に誕生した、偉大なジャズ・ミュージシャンについて書いていきます。ジャズを演奏してみたい、または聴きたいと検索していると、必ずルイ・アームストロングという名前を目にするのではないでしょうか。ジャズの歴史を語るうえで欠かすことのできない音楽家です。トランぺッターとして、ボーカリストとして偉大な功績を残しました。ルイが演奏した曲は、自分でも演奏してみたい憧れの曲ではないでしょうか。

10代でジャズ・トランペット奏者になる

サッチモ・ルイアームストロング

最初に手にした楽器はコルネットだったようです。コルネットとはトランペットに似ていて、トランペットより少し小さく丸みを帯びています。

ニューオリンズで

ニューオリンズで産まれたルイは事件をおこして少年院にはいり、そこでコルネットと出会います。ルイは12歳か13歳頃でした。

シカゴに移る

コルネット吹きとして有名になったルイは、キング・オリヴァー(当時有名だったコルネット奏者)がいるバンドのセカンドコルネット奏者としてシカゴに呼ばれます。ルイはオリヴァーの音楽を、バンドの一員として演奏していました。

ニューヨークに移る

次にニューヨークのフレッチャー・ヘンダーソン(ジャズピアニスト・編曲家)楽団に呼ばれました。このバンドにはサックス・テナーサックスが在籍しており、都会的で上品なサウンドでしたが、ルイの加入後はノリのよい演奏になっていきました。ルイの影響もあり、ビックバンドが流行りだしていきます。ヘンダーソン楽団のメンバーは編曲のヒントなどをルイの演奏から学びます。ジャズの歴史を変える出会いでした。

シカゴへ戻る

ヘンダーソン楽団を退団してシカゴに戻り、ルイがHot Fives & Sevens(ホットファイヴとホットセブン)という自分のバンドを結成しました。吹き込んだ演奏は素晴らしく、革命的でした。1926年、楽曲「Heebie Jeebies」を録音、ルイは25歳頃でした。

 

その後も、その音楽は後のミュージシャンや、音楽界全般に大きな影響を与えて、ジャズ・トランペットに大きな変化をおこしていきます。

 

ジャズ・ボーカリストとしても活躍

譜面と薔薇の影

ルイは、ジャズ・ボーカリストとしても有名です。ルイは、スウィングするリズム感を持ち、個性的な声をもち、メロディを崩して歌えます。その場でアドリブのメロディを歌います。ホットファイヴとホットセブンで録音した楽曲「Heebie Jeebies」では、でたらめの歌詞を即興のメロディにのせて歌いました。これが、歌詞のないスキャットの誕生だといわれています。ルイはジャズ・ボーカルの世界にも革命を起こしました。

 

また、美声というよりは、とても個性的な声です。ルイの声は人を元気にさせてくれます。

 

→次のページでは「ルイはなぜ偉大なのか」をみていきます。

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