クラリネット口の形 必見!練習前に知っておくべき事④
今回はクラリネットを練習する前に知っておくと良い、クラリネットを吹く時のチェックポイントをご説明します。
今回の内容は、以前の記事で説明した事の応用編となっておりますので、以前の記事も参考にしてみてくださいね。
初心者の方も、経験者の方も是非実践してみてください!
前回の記事
クラリネットの音域について 必見!練習前に知っておくべき事①
クラリネット息の使い方 必見!練習前に知っておくべき事②
クラリネットアンブシュア 必見!練習前に知っておくべき事③
正しいアンブシュア
アンブシュアは、非常に重要だという事を以前の記事(その3)でもお伝えしました。
では、実際にどのようなアンブシュアがクラリネットに適しているのでしょうか?
文章だけではなかなか伝わりにくい部分もありますので、実際に鏡を見ながら練習してみてくださいね。
トレーニング
まずはアンブシュアを保つためのトレーニング方法をご説明します。その名も『ウイウイ体操』です。
はじめに唇を突き出すように『う』という口を作ります。ちょうど口笛を吹く時のような口の形をイメージしてください。
次に『い』という口の形を作ってください。歯医者さんで「い〜ってして下さい」と言われた時のような感じです。思いっきり唇の端を横に引っ張ってくださいね。
この2つの動きを繰り返します。『ういうい・・・』という感じです。
何回もやっていると口の周りの筋肉がだるくなってきますのであまりやりすぎないようにして下さい。
初心者の人は1日30回程度(『うい』で1回とします)やってみてください。だんだん慣れてきたら回数を増やして実践してみてください。
楽器を吹く口
次にクラリネットを吹く時の口の形について説明します。
まず、『あ』と『え』の中間くらいの口の形を作ります。ちょうど口紅を塗るときのような、口角をキュッと上げた口の形です。
そして下唇を下の歯の上にかぶせます。横に伸ばし、張った感じにして下さい。口の周りの筋肉をしっかり使ってこの形を保って下さい。
この下唇がリードに触れる部分になります。ですから、あまり柔らかい状態でリードを受け止めてしまうと、リードの振動を止めてしまうことになります。
また、ここで絶対にやって欲しくないのがマウスピースを『噛む』ことです。『噛む』という動作はリードを押さえつけてしまい、リードの振動を止めてしまいます。注意して下さいね。
ですから、アンブシュアは保ったままで吹くように心がけてください。
はじめのうちは、口の周りの筋肉が鍛えられていないのですぐに疲れてしまいます。
毎日『ウイウイ体操』をして鍛えていってください。
まとめ
今回はクラリネットのアンブシュアについて具体的に説明しました。これは、シングルリードの楽器には共通のものになりますので、サックスにも応用することができます。
アンブシュアで音は全く違ってきます。正しいアンブシュアを習得して、美しいクラリネットの音を奏でてくださいね!
次回の記事