あと一息!第5ポジションと中間ポジションを覚えよう!
今回は第5ポジションと中間ポジションの解説です。ずっと続いてきたポジションの解説ですがここまで来ればあと一息!かなり高い音まで出せるようになってきたかと思います。ここまでくると指の感覚はほぼ接するくらいになり親指の位置も変わってきます。音程も取りにくいポジションですがゆっくりと確実に練習していきましょう。
Pinterestより
ほとんど接する狭さになる指の感覚に注意!
第5ポジション辺りにくると指の感覚も接するほどの狭さになってきます。特に2の指と3、4の指はほぼなくなり、楽器によって多少の差はありますが指がくっついているくらいに狭くなっていることに気がつくでしょう。今まで1と2の間くらいにあった親指も1の指の後ろ位置するようになり、これまでの左手のフォームから少し形が変わるので注意してください。
第5ポジションを覚えよう!
第5ポジションの音はこれまで通り前のポジションの半音上の音から始まります。
左手のフォームを作り親指をストンと落す。そして第4ポジションの位置から半音移動する。そうすると第5ポジションのはじまりの音に当たります。そこからはこれまで通り各弦半音ずつ音が上がります。
第5ポジションのE線はほとんど使用することはありませんが、A線はまだ使用する頻度も高いので抑えるのが大変になってきますが何の音があるかは知っておくと良いでしょう。特にA線〜G線の音を1、4で押さえるとオクターヴの音程が取れるので覚えておくと良いでしょう。
各弦の音(コントラバス運指表参照)
- G線(ミ♭ーミーファ)
- D線(シ♭ーシード)
- A線(ファーファ♯ーソ)
- E線(ドード♯ーレ)
第5の中間ポジションのコツ
第5ポジションの中間ポジションにくると、2、3、4の指は密着しています。親指の位置も第5ポジション同様1の指の後ろに置きますが、A線やE線を弾く場合には親指を少しだけ外側に出しておくとよいでしょう。音の並びや解説はこれまでと同じです。
各弦の音(コントラバス運指表参照)
- G線(ミーファーファ♯)
- D線(シードード♯)
- A線(ファ♯ーソーソ♯)
- E線(ド♯ーレーミ♭)
まとめ
第5ポジション、そして中間ポジションの解説をしてきました。ここまでマスターできればあと一息です!ハーフポジションの位置に比べて指の感覚もほぼ密着するようになり親指の位置も多少変わりました。この高さの音を弾く場合は前回同様、親指をストンと落とし第4ポジションで左手のフォームを作ってから半音ずつ左手を移動させるなどして練習していくと良いでしょう。
右手も少し駒よりを弾くようになっていくので楽器を構える姿勢にも少し変化が出てくる場合がありますが、あまり前かがみにならないように気をつけましょう。楽器を弾いているときの構えは鏡や窓に映る自分を見ながら確認していくと良いでしょう。