

ピアノ初心者にありがちな失敗とは?楽譜選びは重要!
ピアノは鍵盤を押すだけの簡単な楽器だから、独学で弾けるようになるのではないかと思われる方もいるかもしれません。しかし、気軽に弾けるキーボードを購入して、よさそうな楽譜を手に入れて練習を始めたまではいいものの、なかなか上達しなくてお困りの方も多いのではないでしょうか。このようなピアノ初心者が、ピアノ習得になぜ失敗するのかについてみていきましょう。
初心者にありがちな失敗①:楽譜選び
いきなり両手で演奏するのは初心者にはまず無理です。いきなりJ-POPのピアノピースを開くと挫折してしまう可能性が高いです。楽譜が読めないのにいきなり複雑な音楽記号が登場するような楽譜を選んでしまっていませんか?
初心者には、いきなり弾きたい曲を好きなように弾くスタイルではなく、楽譜の読み方を教えてくれつつ、ステップアップしていくような教則本(バイエルやバーナムなど)を選ぶのがおすすめです。最初は、片手ずつ練習できるような楽譜を選ぶといいでしょう。
初心者にありがちな失敗②:楽譜が読めないのに学ばない
四分音符、八分音符、十六分音符、三連符など、基本の音符の読み方を学ばずになんとなくでピアノを弾こうとしていませんか?譜面上の「ドレミファソラシド」の位置を一瞬で答えられますか?基本のト音記号の「ドレミファソラシド」の位置から、1オクターブ上と下ではどうでしょうか?ヘ音記号ではどうでしょうか。ヘ音記号って何だっけ?というレベルの方は、まず楽譜の読み方を学ぶことをおすすめします。
ピアノの指番号と左右の指の対応がわからないという方は、覚えましょう。また、覚えたうえで、楽譜の指番号通りに動かせるようにしましょう。指番号を無視して我流で弾いていると、いつまでたっても上達しません。
初心者にありがちな失敗③:キーボードで練習してしまう
価格が安いからといってキーボードで練習していると、本物のピアノを触ったときに全然弾けなくて困ってしまうでしょう。キーボードは鍵盤が軽く、小さな力で押すだけで音が出ます。一方、ピアノはキーボードに比べて鍵盤が重く、普段キーボードを弾いている人にとっては、弾きこなすのに大きな力が必要だと感じてしまうものです。
独学ではなくてピアノレッスンを受けていたとしても、家でキーボードで練習していれば、レッスン室でピアノだと毎回違和感を感じ、家での練習の成果を発揮することが難しいです。楽器店の人に相談して、本物のピアノが購入できないのであれば、なるべくピアノのタッチの重さに近い電子ピアノを選ぶなどしましょう。
最後に
いかがでしたでしょうか。ピアノは手軽に音が出せる楽器なので、簡単に弾けるようになるのではと思いがちですが、楽譜の読み方では結構覚えることが多く、挫折する人も多いのです。また、やる気はあっても楽譜や楽器選びでつまずいてしまって、自分はピアノが弾けないと思い込んでしまうのはもったいないことです。一人で悩まず、ピアノの教室の先生や、楽器店の方などのピアノのプロに相談してみるとよいアドバイスがもらえるでしょう。