耳コピをはじめたい人の超入門講座!その2
前回(→リンクはコチラ)は、耳コピをはじめるための準備を行いましたが、今回はいよいよ実践です!さっそく進めていきましょう!
■実践!そしてキーをとろう
準備が整ったら、早速MIDIデータを打っていきましょう。最初は聞こえるままに打っていってOKです。なかなか聴き取りづらい場合は、実際に曲を流して、タイミングに合わせてMIDIキーボードを弾いてみましょう。そして、ある程度データを打てたら、今度は楽曲のキーを判別しましょう。
キーとは、調ともいいます。音楽の授業でハ長調やト短調などという言葉を聞いた記憶があるかもしれません。※私はすっかり忘れてましたけど(笑)そして、多くの曲はキー(調)が決まっています。ここまで打ったMIDIデータから、その曲のキーが何か判別できれば、耳コピは格段に楽になります!
以下、音楽理論になってしまいますが、覚えておいて損はない知識です。図を画像にしてまとめましたので、自由に使っていただければと思います。
図だけ見ると古代文書のようですが(笑)、基準となる音(=キー)を元に、そのキーの構成音(=スケール)をまとめたものとなります。もちろん、これはこの理論の一番入り口の部分をだいぶ簡略化した図となりますので、まずは基礎中の基礎ということでご了承いただければと思います。なお、C・D・E…は、ド・レ・ミ…に対応しています。念のため、以下にまとめます。
英語読み C・D・E・F・G・A・B
イタリア語 ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ
日本語 ハ・ニ・ホ・ヘ・ト・イ・ロ
ドレミ…は実はイタリア語読みだったのはご存知だったでしょうか!?学校等で音楽理論を勉強されている方は日本語読みに慣れているかもしれませんし、コード譜等から勉強している方は、英語読みに慣れているかもしれませんね。
少し脱線しましたが、本線に戻りましょう。ここまで打ってきたMIDIデータを見て、上記の表のどの音たちを使っているかを見てください。もしまだどのキーか判別できない場合は、引き続きMIDIデータを打っていきましょう。ワンコーラス打てた頃にはキーが何かわかると思います。
楽曲はキーが決まっており、キーは使っていい音が決まっています。つまり、キーが判別できれば打てる(=使える)音が予想できるので、耳コピもしやすくなるというわけです。もちろん、臨時記号(♯や♭)がつく
いかがだったでしょうか。ここまで読んでいただいた方は、ぜひメロディの耳コピを続けてください。そして、1曲コピーしきってもらえれば幸いです。コピーを続けるうちに色々な発見があると思いますので、それらの発見を楽しむことも忘れずに!