リズムは苦手ですか?苦手に感じる原因と攻略法について
ピアノや楽器を演奏している時『リズムが難しい』『苦手!』と感じることはありませんか?
私もリズムは苦手でした。中学生の時に猛特訓を受けてから少しわかるようになり、さらに大人になってからリトミック指導法を学んでよりリズムを学ぶときのポイントを知ることができました。
ピアノレッスンや私の経験からリズムが難しいと感じてしまう理由、攻略法をお伝えします。
リズムとは
音楽においてのリズムとは さまざまな長さの音符と休符の組み合わせで表されるリズムパターンを指します。音楽にはいろいろなリズムが散りばめられています。
ただ、長さだけでは音楽にはなりません。一定のまとまりやサイクルが加わることで心地よいノリが生まれ音楽になります。
リズムが難しいと感じる原因3つ
ピアノレッスンをしていて『リズムを苦手』と感じる生徒さんを見ていると
次のような3つの原因が見えてきました。
1・ビート(拍感)が不安定
ビート(拍感)が不安定とは、一定間隔の刻みがないことです。
一定の刻みの中に長さが加わることでリズムは生まれます。
一定の刻みがないと長さという基準がなくなるためリズムは成り立ちません。
2・リズムをまとまりとして見ていない
リズムは音符と休符の組み合わせでできています。その組み合わせを把握することで理解しやすくなります。
例えば、『か・み・な・り』と1文字ずつ読むのではなく、『かみなり』とまとめて読むことで意味が通じることと同じです。
3・目線が先を見ていない
今現在の音符を見るのではなくて、少し先を見ることで情報を視覚からインプットしておきます。
私たちは、視覚から情報を取り込んでから運動に移るまでにタイムラグが必要です。
だから、今ここを見るのではなく 少し先に目線を向ける目の動きは大切です。
リズムの攻略法は?
今までの経験の中でリズムの理解がしやすくなった攻略法をご紹介します。
・リズムは言葉で表す
まとまりを把握しやすくするために言葉を使うことはおすすめです。
小さなお子様にもおすすめです。
・メトロノームを使う
拍感の安定をサポートしてくれます。
メトロノームの音に合わせてリズムを叩くことで自分の速さの癖にも気づくことができます。
・1拍の長さを視覚化する
1拍の長さの中に 1つ入る音符なのか?2つ入る音符なのか?お休みをするのか?
長さを理解することは正確にリズムを打つ上で大切なポイントです。
まとめ
リズムの練習でのポイントは
・拍子ごとなどリズムをまとまりとして捉える
・言葉に置き換えてみる
・今ではなく少し先の音符を見る
ポイントを踏まえてリズムの練習をぜひ楽しんでください。
リズムに対する苦手意識が少なくなりますよ。