ハモりが上手くなりたい人!これ試してみて!ハモり上達法!
今も昔も、歌をより心地よく彩ってくれる存在、それがハモり!綺麗なハモりからカッコいいハモりまで多彩です。今回はそんなハモりの上達方法についてお話ししていきます。歌っている人も聞いている人も、心地よくなるようなハモりをしてみませんか♪
1.三度のハモり
一番よく耳にするハモりが三度のハモりです。メロディの三度上の音で歌っていくハモり方です。もちろんずっと三度上を歌うのではありませんが、この三度のハモりが一番耳馴染みが良いです。
カエルの歌をご存知ですか?この歌で輪唱(後から追いかけるように歌う歌唱法)をしたことが、一度はあるのではないでしょうか。最初に歌が重なる部分、あそこは三度のハモりになっています。「かえるのうたが」と、「きこえてくるよ」が重なる部分です。歌詞を「ラララ」などに変えて歌ってみると、ハモりの心地よさがより分かりやすいと思います。まずはこの三度のハモりを覚えて、ハモりの感覚を身につけましょう!
2.ハモりパートだけに耳を澄ませる
この曲のこのハモりがしたい、どんな歌にもハモってみたい、など様々だと思いますが、まずは1曲ハモリのある曲を選び、その歌のハモりの部分だけをよーく聞いてください。特にサビ部分が良いです。どうしてもメロディのほうがよく耳に入ってくるので最初は難しいですが、よーく聞くとハモりパートの声が聞こえてくるようになります。そのメロディをしっかり覚え込みましょう。楽器ができる人は、その楽器でハモリのメロディを弾いたりすると、より分かりやすいです。また、どうしても聞き取れない人は、有名な曲であればその曲のハモリだけをピックアップした動画などもあるので、そちらで覚えてみましょう。1曲できたら、2曲、3曲と、サビだけでも良いのでいろいろな曲で試してみましょう。
集中して聞くことで耳がハモりに慣れてきて、音が取りやすくなりますよ。
3.ハミングで音を取る
ハモりパートが聞き取れるようになったら、声を出して歌いたくなるのですが、まずはハミングで歌ってみてください!(ハミングとは、口を閉じて鼻に音を響かせるように歌うことです。)
というのも、ハモりはメロディより上の音を出すことのほうが多いです。ハミングは、高い音を出す時の練習でもよくやるトレーニングの一つなのです。また、ハミングは言葉がないため舌や顎があまり動いたりせずリラックスして発声ができます。なので音のブレも少なく、正確な音が出やすいのです。
このハミングで、覚えたコーラスパートを何度も歌いましょう。初めはつられてしまうかもしれませんが、曲に合わせて何度も歌うことで慣れさせましょう。
※ハミングのやり方は、口を閉じて舌全体を上顎にくっつけ、口内に息が漏れないようにします。鼻だけに音を響かせるようにしましょう。大きな声でやると喉に力が入り高音が出しづらくなるので、力を抜いて普段の話し声程度のボリュームでやりましょう。
4.メインメロディと思って歌う
さて、いよいよ歌いましょう!しかし、いざ歌ってみると、やっぱりつられてしまう、、そういう人も多いと思います。
いきなりハモリにチャレンジするよりは断然良いトレーニングをしてきてはいるのですが、やはり声を出すとつられてしまうのがハモリの一番難しいところです。
ハモりパートを歌う時のポイントはずばり、メインメロディと思って歌うことです。”普段は聞き慣れないハモりを歌う”と思うから難しく、歌いづらく感じます。覚えたハモりパートを、メインメロディとしてしっかり歌えば、より体が覚えるのです。
練習法は、初めは曲の音量を下げて、音源より自分の声がよく聞こえる状態にしてハモりパートを歌います。慣れてきたら、自分の声量と同じ音量まで上げましょう。この練習を繰り返し続けます。わからなくなった時は、2.3.の項目に戻ってみましょう。繰り返し練習することで、ハモりは上達していきます!
まとめ
ハモリの上達法、いかがでしたか?一番のポイントは耳を鍛えることです!何度もよく聞き、覚える、反復練習です。勉強のような感じもしますが、好きな曲で練習するとモチベーションも上がります。そして、この練習法をしていくと、ハモりが上手くなるだけではなく、高音が出しやすくなったり、他の音にも気がつくようになり音感が良くなったりします。一つで何度もおいしい練習法です♪ぜひ試してみてくださいね。