簡単に早弾きができる!〜ライトハンド奏法〜
すごい!かっこいい!気持ち良さそう!でも難しそう・・・
ピッキングが苦手だから無理だな・・・という人も諦めるのは早いです。
ピッキングしなくても早く聴かせる方法をここで紹介しようと思います。
ハンマリングオン
直接指板を叩くようにして音を出します。例えるなら、ピアノの鍵盤を弾いているような感覚で弾く事ができるので、それだけでピアノのように弾く人なども存在します。
ポイントは、できるだけ強く正確に指板を叩く事で音をはっきりと出す事です。プリングオフやライトハンド奏法などと組み合わせて使用するとさらに幅が広がります。また、ピッキングによる硬いニュアンスではなく、柔らかいサウンドにしたい場合などに使用されます。
プリングオフとは
ギターのフレットを抑える際に、抑えた指を弾くようにして音を出す奏法。弦をピックで弾く必要が無いため、右手の技術と関係なく早く弾く事が出来ます。しかしながら、左手の指の力によって音量が変わるので、左手を立てるようにして強く弾く必要があります。
ライトハンド奏法
アメリカが生んだ偉大なバンド、ヴァン・ヘイレンのエディーヴァンヘイレンさんが考案した有名な奏法です。本家本元のエディさんはピックの握り方が独特で、中指でそのまま弾いていて、握り込んで行うのですが、通常の人差し指の握り方からピックをしまう方法を下記の動画で行っています。ライブ中に素早く行えるように練習しておく事をお勧めします。
※万が一落としてしまった時のために、マイクスタンドやギターに予備のピックを仕掛けておくといいですよ。
ライトハンドというくらいなので、実際は右手も使いますが、通常のピッキングではなく、左手のハンマリング+プリングオフ+右手でハンマリング+プリングオフを行い、幅を広げて独特な高速で柔らかいサウンドを作り上げます。また、通常ではとどかないようなポジションの音が出せるため、トリッキーなサウンドや観客を惹きつける派手なプレイを行う際に大変オススメです。
ピッキングの速度を地道に上げて行くより圧倒的に早く簡単に弾けます。ただし、必ずハンマリングオンとプリングオフからスタートする必要があるため、フレーズの組み立てに工夫が必要です。
基本どの弦でも行う事ができますが、まず1弦で練習してから他の弦に移っていくと効率良く行う事ができます。
右手は弦を覆うようにかぶせ、他の弦が鳴らないように右手の腹で消音します。
まとめ
これらのハンマリングオン、プリングオフ、ライトハンド奏法は組み合わせて使う事で最大の効力を発揮します。
早く響かせるだけでなく、新しいフレーズの印象作りと発見に役立ち、ギターの様々な可能性を広げてくれますので、是非一度トライしていただく事をお勧めします。