簡単移調!ダイアトニックを覚えようその2
さて、前回全く具体的な話が出来ないまま終わってしまいましたが、今回は実際に楽譜を使いながら説明していきましょう。
なるべく簡単な説明をしたいので、いろんな話を省きます。「わからん!」と思った所は流し読みでかまいません。最終的にはあなたも簡単に移調ができるようになる予定です!
ダイアトニックスケール
まずは音の度数を理解しよう
なんてややこしいんだー!
Cを1とした時にそれぞれの音との関係を表す図です。コードの仕組みで説明したRoot に対して完全5度とか長3度のお話はこの図を見ながら読んでもらうとより理解が深まるんじゃないかな、と思います。
スケールとは
上の図からCメジャースケールの音だけ抜き取ってみましょう。
お馴染みのドレミの音階ですよね。この音階の事をスケールと言います。スケールには種類がたくさんあるので、メジャースケールだけを取り上げて紹介するのは、エライ先生に叱られそうですが今回はあるキーからあるキーに移調するだけですので、あらゆる説明を省きます!
ちなみに・・・
他のスケールの種類をチラッと説明するとざっくり言ってメジャースケール・マイナースケールとわけられるんですがその中にもハーモニックマイナースケールとかメロディックマイナースケールとか色々あります。
とても初心者講座とは思えない内容になってしまうので、いずれ機会があれば一緒に学んでいきましょう♪
スケールの種類
ここまで説明した事はCを例にしてますが、C#を1とした場合、Dを1とした場合のようにBまで全部で12種類あります。
さきほどの図の音階の事をCのメジャースケールと言いますし、たとえばこのようにGを1として音階を並べると、Gのメジャースケールという事になります。
全部覚えろとは言いません♪
全部のスケールを覚えたほうが良いには良いのですが、そんな事いきなりできませんから、となりあった音と音の関係を覚えておきましょう。
Cメジャースケールの場合、CとDの関係は全音、DとEは全音、EとFは半音、FとGは全音、GとAは全音、AとBは全音、そしてBとCは半音の関係にあります。
全・全・半・全・全・全・半と覚えると簡単!
どの音から始めても全・全・半・全・全・全・半と並べればメジャースケールになります。
結局ダイアトニックスケールって何?
これまで説明したあらゆる音階の事を総じてダイアトニックスケールと言いますが、ここで説明したいのは音階を数字に置き換えると簡単だという事です。
コードの仕組みの最初にお見せしたこちらの図を覚えて欲しいんです。
先程までの説明は正確さを求めて完全何度とか難しい言葉を並べましたが、メジャースケールはⅠ~Ⅶまでのシンプルな表記で表す事が出来ます。完全1度と完全8度というオクターブの関係は正確には違う音なんですが、どちらもドなのでⅠ~Ⅶまでを音階に当てはめて考えます。
まとめ
やっとでスケールを数字に置き換える所まで来ました。ここまでくればもう一息なので、次は実際に曲を使って説明していきます!
ちょっと難しかったかもしれませんがここは「ふーん、そうなんだー」くらいの理解で大丈夫です。