日本人はみんなイタリア語が話せる!?【国ごとの音階を解説】

日本人はみんなイタリア語が話せる!?【国ごとの音階を解説】

今回は「国ごとの音階」について解説していきます。

日本では「ドレミ」を使ってきた方は多いかと思います。ですが、「ハニホヘト」なども聞いたことありませんか?

なぜ同じ音なのに読み方が違うのでしょうか。

そこで「イタリア」「日本」「ドイツ」の読み方を解説していきます。

ぜひ音楽の知識を深めましょう。

音階

そもそも音階とは、音の高さを表しており、各音に「ドレミファソラシド」と名前がつけられています。

音名は、国によって呼び方が変わってくるのが特徴で、その国にあった音階の呼び方がされています。

 

国によって音階の表記が違う

国によって音階の呼び方が違うのですが、日本ではよくイタリアの「ドレミファソ」・日本の「ハニホヘト」・ドイツの「CDEFG」が使われています。

それぞれの音階の読み方を見ていきましょう。

国ごとのドレミ 挿入画①

 

イタリア語の音階の特徴

この、「ドレミファソラシ」は、イタリア語の音名です。

子供の頃からこの音階で習ってきた方が大半ではないかなと思います。

ではなぜ私たちは日本人であるのに、イタリア語の音階を使うようになったのでしょうか。

それは、【西洋音楽の発展はイタリアにあるから】です。

西洋音楽が盛んだった中世〜ルネサンス期に、音楽は教会で発展しました。

当時の音楽関係者たちは、教会関係や出身者が多く、

教皇庁がローマにあったため、次第にイタリア語が主流になったのでしょう。

 

また、当時はヨーロッパが音楽の中心地でもあり、

各国の貴族や教会で音楽家たちも活躍していきました。

そして最先端のイタリアの音楽が世界中に広まったとされます。

 

ちなみに、映画「サウンドオブミュージック」に出てくるドレミの歌はイタリア語ではありません。

原曲は英語で歌われており、「シ」が「ティ」に発音されているので、もし映画を見た際は発音の違いを感じてみてください。

 

日本語の音階の特徴

日本語で音階を表すと「ハニホヘトイロ」です。いろは歌から音階が名付けられているのが特徴です。

ではなぜ「イ」からではなく、「ハ」から始まっているのでしょうか。

それは、「ラ」の音を基準に使用としたからです。

なぜ「ラ」なのでしょうか。

 

それはヨーロッパの合唱隊の男性たちが出せる最低音が低い「ソ」の音でした。

そしてソの音を「γ(ガンマ=G)」と呼ぶようになり、そのガンマを基準にして、次の音を「A」にしたのです。

なので「ラシド=ABC」になりました。

つまり日本語に例えた際にも、「イロハニホへト」=「ABCDEFG」というようになったのが由来です。

 

ドイツ語の音階の特徴

ドイツ語は、音階の読み方が他の国とは違い、少し難しいので解説していきます。

C D E F G A H
読み方 ツェー デー エー エフ ゲー アー ハー

 

ドイツ語は、基本的にABC表記で音階を示しています。ですが、日本人には慣れない読み方をしていますね。

そして大きく違うのが「シ」の位置にくるのは、流れ的に「B」 なのですが「H」になっているのも特徴です。

 

まとめ

今回は「国ごとの音階」について解説していきました。

イタリア語では「ドレミ」

日本語では「ハニホ」

ドイツ語では「CDE」

で音階を表してきました。

それぞれ表記の仕方や、読み方が違いましたね。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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