作詞と作曲どっちが先?【初心者向けのコツも解説】
今回は【詞先・曲先・ハイブリッド】について解説していきます。それぞれのメリット、デメリットもあるので、これから作詞作曲がしたい初心者の方は参考にしてみてください。
それでは見ていきましょう。
詞先(しせん)とは
詞先とは、歌詞を先に作る方法で主にシンガーソングライターがこの方法を使うことが多いです。
では詞先のメリット・デメリットを見てみましょう。
詞先のメリット
詞先の最大のメリットは、メロディを気にすることなく思いをメッセージとして作れることです。
言葉や単語は何万とあり、大きく分ければ同じ意味を持つ言葉であっても、若干のニュアンスの違いがあります。しっくりくる言葉を自由に選ぶことができるので、言葉でメッセージ性の強い表現をしたい方は詞先をおすすめします。
詞先のデメリット
デメリットは、曲先よりも完成の道のりが険しくなりやすいというところです。
自由な表現をしすぎてしまうと、後から曲を付けたとき、音階やリズムを当てはめるのに苦戦してしまうケースがあります。
例えば1番と2番のサビの文字数が違っていたら、違うメロディになりかねないですよね。
詞先で曲作りをする場合は、ある程度文字数を揃えて、あとに来るメロディのことも考えながら表現しましょう。
曲先(きょくせん)とは
曲先とは、曲作りから始める方法で、主にコード進行とメロディを決めます。
音楽業界では曲先で曲作りが進められることが多く、ギターやピアノができる方も曲先の方がやりやすいです。
では曲先のメリット・デメリットをみてみましょう。
曲先のメリット
曲先の最大のメリットは、歌詞に左右されずに作れるところです。
曲作りは感性なので、その時のインスピレーションで作ります。歌詞が先にできてしまうと、その歌詞に合わせてコード進行やメロディを考えなくてはなりません。好きなメロディが浮かびにくくなり、思ったイメージとは違う曲が出来上がってしまう可能性もあります。
なので先に曲を作る方が曲全体のイメージも湧きますし、メロディに合わせて歌詞をつけた方が詞先よりも手直しが少なく、圧倒的に効率がいいです。
曲先のデメリット
曲先のデメリットは、メロディを先に作ると歌詞の文字数や表現の範囲が狭まってしまう恐れがあります。メロディに合わせて歌詞をつけると文字数が制限されて思った表現力ができなくなり、伝えたい思いをうまく歌詞に乗せられないなんてことも。メッセージ性の強い曲を作りたい場合は詞先をおすすめします。
→次のページでは
【ハイブリッドのメリット・デメリット】
を解説していきます。