歌の基礎知識!8つのボイスを使いこなそう

歌の基礎知識!8つのボイスを使いこなそう

ボイストレーニングを行なっている方なら聞いたことのある「ファルセット」や「ミックスボイス」。一般的にはあまり知られてはおらず、もっと歌を上達したいと思ってから知ったという方が多いのではないのでしょうか。いわゆる業界用語であり、カラオケ用語より難しい内容になってくるので、ここでしっかりボイスの種類を理解していきましょう。自分に合った音域での歌い方ができるようになりますよ。

8つの歌い方

8つのボイス 挿入画像

今回は以下の8つの歌い方を紹介していきます。

・チェストボイス

・ファルセットボイス

・ミックスボイス

・ヘッドボイス

・ウィスパーボイス

・エッジボイス

・がなり

・ホイッスルボイス

聞いたことはあるけど、実際にどんな使われ方や歌い方をしているかはピンときませんよね。

一つ一つ解説していきます。

チェストボイス

チェストボイスとは、【はっきり】【地声】【胸が鳴る】【息の音が聞こえない】などが特徴的です。

安定感があり声帯の振動が強く、低音から中音を出すときにじんじんと感じられる声の出し方です。

ジャンルを問わず使われます。

 

例)

男性 女性
♪しるし/Mr.Children ♪みんな空の下/絢香

 

ファルセット

ファルセットとは大まかにいうと裏声のことです。地声のように歌うチェストボイスと対比で使われることが多く、透明感のある高い声で歌うことができます。ファルセットで歌っている時は空気を多く吐いているので弱々しい歌声になりやすいです。しかし高音域が出しやすく、感情を込めた歌い方もできます。

 

例)

男性 女性
♪瞳を閉じて/平井堅 ♪366日/HY

 

ミックスボイス

さまざまなアーティストさんの歌を聞いてみると、「地声でこんな高い音域歌えちゃうの?」と驚いたことはありませんか?実はミックスボイスを使っていることが多いんです。

ミックスボイスとは地声と裏声の中間なのですが、とても難しく練習しないと習得できない歌い方です。

このミックスボイスができるようになると、高音域を力強く歌うことができたり、地声と裏声の切り替えを滑らかに変えることができます。

 

例)

男性 女性
♪ひまわりの約束/秦基博 ♪beautiful/Superfly

ヘッドボイス

ヘッドボイスは名前の通り、

頭の上からピーンと声を発生させるイメージの裏声です。

頭が鳴る感じに近いかもしれません。

ファルセットと似ていますが、ファルセットより息の漏れが少なく、芯のある裏声になります。

息が漏れないように裏声を出すというイメージで練習してみましょう。

 

例)

男性 女性
♪白日/King Gnu ♪Jupiter/平原綾香

ウィスパーボイス

ウィスパーボイスは息の量を多めにし、ささやくように歌う方法です。

よくバラードなどで感情を表す時に使われます。

セクシーさや儚さ、相手に伝えるようになど様々な使われ方があるので、

その曲に合うようなウィスパーボイスで表現してみましょう。

 

例)

男性 女性
♪優しさ/藤井風 ♪カタオモイ/Aimer

エッジボイス

エッジボイスとは「あ゛あ゛あ゛」のように絞り出すような声のことを言います。

別名、ボーカルフライとも言われ、歌の中のフレーズ一文字目に使われることが多いです。

ホラー映画の「呪怨」をイメージするとわかりやすいですね。

エッジボイスを入れることで上手さが格段に変わります。

 

例)

男性 女性
♪ノンフィクション/平井堅 ♪愛のうた/倖田來未

 

がなり

がなりはノイズのように声をガラガラさるように歌う方法です。

「ドライフラワー」の優里さんや、女性で言うと「うっせぇわ」のAdoさんも使っています。

別名「二重声」とも呼ばれており、がなりを習得するのは難しく、

無理やり出そうとすると喉を痛めてしまうので注意しましょう。

例)

男性 女性
♪ドライフラワー/優里 ♪うっせぇわ/Ado

ホイッスルボイス

ホイッスルボイスは、甲高い高音のことです。

発音を意識するのではなく、笛のように発声します。

代表的なのはMISIAさんの「つつみ込むように…」のイントロ部分ですね。

独自で練習するのではなく、しっかりボイストレーニングを受講して

習得することをおすすめします。

 

例)

女性
♪包みこむように…/MISIA

まとめ

今回は8つの歌い方を解説していきました。

カラオケ採点では目にしない歌い方で、習得するまで時間がかかるかもしれません。

ですがそれぞれ曲に沿った歌い方をすると、さらに表現力も採点点数も伸びるので、少しずつ試してみてください。

しかし、無理に声を使うと喉を痛めてしまいますので、正しく指導を受けるのが最善です。

最後まで見ていただきありがとうございました。

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