強弱記号とは?p(ピアノ)は弱くf(フォルテ)は強く!
楽譜を見ていて、p(ピー?)とかf(エフ?)とか載っているけれど意味が分からない…というそこのあなた!それは「ピー」ではなく「ピアノ」、「エフ」ではなく「フォルテ」と読みます。これらは、音量を小さくしたり大きくしたりするための「強弱記号」といいます。早速見ていきましょう。
強弱記号の8段階とは?
- ppp(ピアニッシシモ、pianississimo)できるだけ弱く
- pp(ピアニッシモ、pianissimo)とても弱く
- p(ピアノ、piano)弱く
- mp(メゾピアノ、mezzo piano)やや弱く
- mf(メゾフォルテ、mezzo forte)やや強く
- f(フォルテ、forte)強く
- ff(フォルティッシモ、fortissimo)とても強く
- fff(フォルティッシシモ、fortississimo)できるだけ強く
p(ピアノ)、f(フォルテ)だけで8段階の音量の記号があります。ピアノを演奏する際には、音量のことも意識して弾いていますか?
強弱記号の読み方はイタリア語です。「メゾ」とは、mezzoとつづり、「半分だけ」という意味があります。「~イッシモ」は、イタリア語で最上級の意味があります。
また、このよく出てくる8段階以外にも、ppppやffffという記号も存在します。だいたい6つくらいまで使用されている例があるようです。
強さを次第に変化させる記号
crescendoは、「<」、「cresc.」とも書き、クレッシェンドと読みます。だんだん強くします。
decrescendoは、「>」、「decresc.」とも書き、デクレッシェンドと読みます。だんだん弱くします。
diminuendoは、「dim.」とも書き、ディミヌエンドと読みます。だんだん弱くします。
アクセント
♩の上に>がついているものは、アクセントといい、その音を強く演奏します。
fp(フォルテ・ピアノ)は、強く、そのあとすぐに弱くします。
fz(フォルツァ―ト)、sf(スフォルツァート)、sfz(スフォルツァンド)は、特に強く弾きます。
sfp(スフォルツァンド・ピアノ)は、特に強く、そのあとすぐに弱く弾きます。
最後に
いかがでしたでしょうか。pやfがイタリア語の略語だったということをご存じでしたか?強弱記号には、「poco(ポコ):少し」などがつけられることもあります。わからないイタリア語がでてきたら、インターネットで検索したり、辞典に当たってみたりして調べてみましょう。楽譜に忠実に演奏することが、ピアノ上達への早道ですよ。