これでバッチリ! 普段のフルートメンテ
お店へ行ったりネット検索をしていると、フルートのメンテナンスグッズがたくさんあることに気付きます。
「これ、全部使わないといけないの!?」
グッズがたくさん売られているだけに、どこまでやるべきなのか迷うのが「フルートのメンテナンス」。
いつのタイミングでどこまでお手入れをするのでしょうか?
目次
毎回の練習後のメンテナンス
練習のあとのお手入れはコレ!
http://blog.shimokura-webshop.com/?p=6194 より
薄いガーゼをクリーニングロッドに通し、管体内の水分を拭き取ります(ロッドが見えないように、ガーゼで隠すようにくるみます。傷付け防止!)。
ガーゼは楽器店に置いてあるものが、繊維もケバケバしなくて吸水性も良いでしょう。分からなければ店員さんに「フルート用のガーゼ」と言えば出してくれますよ。
♪HOW TO
演奏が終わったら、管体をバラして、ひとつひとつ拭きます。足部管は簡単ですね。胴部管は一気に拭こうと思わず、ロッドを半分入れては抜き、今度は管の反対側から半分入れて抜き……と、2回に分けましょう。ロッドと胴部管の長さはほぼ同じなので、一気に拭こうと突っ込むとスッポリとおさまってしまって、出すのが大変です。
最も気を付けるべきなのは、頭部管です。反射板という大事な部品が入っていますので、ロッドをガツガツとぶつけないようにしましょう。
→→かわいいクリーニングロッドで女子力UP?☆
おすすめフルートメンテナンスグッズも参考にしてみてください♪
やっておいたほうがいいお手入れはコレ!
ロッド&ガーゼで管体内の水分を吸い取ったあと、管体をクロスで拭きます。指紋を拭き取るような感じです。キーの部分は、キーの付け根から外へ向けて、一方通行でぬぐって行くと良いでしょう。
急いでいるときは拭かなくても大丈夫ですが、いつも拭かないでいると管体の輝きが無くなってきます。銀製の楽器は、酸化して黒っぽく変色して来ます!
→→お手入れしていても、ど~~しても変色してしまうのがフルート!そんなときは、
オススメフルートメンテグッズ!変色対策編
を参考にしてみましょう♪
気になったときのメンテナンス
練習中のお助けメンテ
管体内の水分が我慢できなくなったら、練習中でもガーゼでぬぐってOKです!
これ、案外気付かない人も多いのですヨ……。
もしタンポに水分が付いてしまって、指の上げ下げと共にぺちゃぺちゃと音がしたり、レスポンスが悪くなったら、「クリーニングペーパー」というものがありますので、これで水分を吸い取りましょう。キーを開けてペーパーをはさみ、軽くキーを開け閉めするだけで快適になります。
もう一歩先の練習中メンテ
クリーニングペーパーで水分を拭っても、キーを開け閉めすると何となくペタペタと感じることがあります。そういうときは、「パウダーペーパー」を使います。
♪HOW TO
クリーニングペーパーと同じようにパウダーペーパーを挟みます。パウダーが付いているほうを上にして、タンポにパウダーが付くようにします。
キーを軽く押さえたまま、パウダーペーパーを抜き取ります。2~3回繰り返します。
重大な傷みを防ごう!
練習後のちょっとしたお手入れをきちんとしておくだけで、重大な傷みを防ぐことができます。管体の水分をぬぐう、管体を拭く、を習慣にしてしまいましょう!
この他に、キーオイルなどのグッズがありますが、初心者のうちはあまり推奨しません。動きが気になってきたら、楽器店へフルートのメンテナンス(調整)に出すほうが良いです!
1年に1回は、プロに見てもらいましょう。ピアノだって年1回は調律しますからね! 戻ってきたフルートは、すごく吹きやすくなっていますよ☆